女性に多いびまん性脱毛症の植毛費用

薄毛の治療法として有効な自毛植毛ですが、どこで治療を行うべきか選び悩んでいる方も多いでしょう。当サイトでは自毛植毛情報とあわせて実績豊富実力派の自毛植毛クリニックの評判や口コミを掲載しています

男性の頭部写真

女性に多いびまん性脱毛症の植毛費用

薄毛というと男性特有のものと思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。

男性に限らず女性でも、抜け毛や薄毛の悩みを抱えることが多くなってきました。

仕事を持ち社会で活躍する女性が増えたことによってストレスを抱えることが多くなったことや、パーマやカラーを定期的に行うなどで男性以上に髪に負担をかけていることが多いことも原因の一つです。

そして女性の場合、男性の薄毛とは原因はもちろん薄毛の進行具合が異なることが多く、特に女性に多いのがびまん性脱毛症という薄毛の症状で、更年期前後の40代~50代に多いですが、もっと若い人でも発症することがあります。

今回は女性に多い薄毛の症状であるびまん性脱毛における植毛治療を考えてみます。


びまん性脱毛とは

「びまん性」とは、症状の原因がはっきりせずに全身や該当部位全体など広い範囲に広がってできている症状を言い、医療現場では、びまん性汎細気管支炎やびまん性外耳道炎といったものもあります。

薄毛というと、男性の場合は頭頂部から薄くなるか額の生え際から後方に薄くなっていくイメージが一般的ですが、女性の場合は頭髪全体が薄くなることが多く、そのためびまん性脱毛症と呼んでいます。

男性の薄毛では男性ホルモンの影響が大きいですが女性の場合は女性ホルモンが関係しており、頭髪全体で少しずつ髪の毛が細くなったり抜け毛が徐々に増えたりして髪の毛のボリュームが減っていきます。

実際には、男性よりも長い髪のことが多いので、全体的な薄毛を気にするよりも髪の分け目や額の生え際の毛の密集度が薄くなってくることで薄毛を意識することが多いです。

「髪の分け目から見える地肌が気になる」、「つむじ付近の肌が見えるようになってきた」「生え際の毛が薄くなってきて肌が目立つ」などとして感じられるようになります。

男性と違って女性の場合は、全体の薄毛というよりも分け目や生え際など部分的な薄毛を気にすることが多いです。

びまん性脱毛症の治療法

びまん性脱毛症は様々な原因が複雑に絡み合って起きることが多いため、治療が難しい症状です。

女性ホルモンのバランスが崩れることが主な原因ですが、さらに食生活や生活習慣、ストレスなどが絡み合うことで抜け毛や脱毛を引き起こします。

女性の薄毛治療では女性用薄毛治療薬「パントガール」を使用した投薬治療や、アクシダーム・メソセラピーによる導入治療などがありますが、一定期間内にしっかりと毛量を増やしたいという場合は自毛植毛治療を選択することもよいでしょう。

自毛植毛手術は幅広い部位に対応することができる上に、必要な個所に必要なだけ確実に毛量を増やすことができます。

びまん性脱毛症に植毛手術をした場合の費用について

 
びまん性脱毛は頭髪全体で進むため、全体をトータル的に改善したいという場合は高密度で部分的な植毛を可能とする自毛植毛治療では逆に難しいものになります。この場合技術的に難しいだけではなく、費用面でもかなり高額となります。

女性の場合は生え際や分け目を特に気にするケースが多いため、自毛植毛手術を行う場合は目立つ部分に集中して移植を行うことでコストを抑えつつ満足度が高い植毛手術を行うことができます。

症状や希望する密度によって植毛費用は変わってきますが、例えば50代以上で薄毛が相応に進行した場合に前頭部から頭頂部までに続く分け目のラインを植毛手術によって目立たなくした場合、100~150万程度かかるのではないでしょうか。

もちろん薄毛の進行がそれほど進んでいなければ少ない移植ドナーで対応することができるため価格ももっと安くなります。

頭頂部などの軽い薄毛をカバーする際には50万円程度で済むこともあります。

なお上記費用はあくまで概算です。実際にはクリニックや手術法によって大きく異なるため、分け目や生え際の薄毛が気になる際には一度植毛手術を手掛けているクリニックに無料カウンセリングなどで相談してみるのが最も確実です。

サイトに掲載されている費用もあくまで一般例のため、自分の薄毛の状況を確認してもらった上で必要な移植数を医師に確認してもらい、きちんと見積をもらうことで確実な数字を知ることができます。

パントガールなどの投薬治療も根強い人気がありますが、継続した服用が必要になるためトータルでかかるコストが分からない点に不安を持つ方も多いようです。

自毛植毛の場合、一見すると高くも見えるかもしれないのですが、一度の手術でしっかり効果を出すことができるため、短期間で確実にボリュームを出したいという場合にはお勧めです。

男性に一番多い薄毛タイプは「M字型」って本当!?

繰り返しになりますが、男性の薄毛はおよそ3つに分類されます。

M字型、U字型、O字型という言葉はよく聞きますが、まさに薄毛の状態を表しているものです。

この中で一番多い薄毛の症状はというと、M字型の薄毛です。

(あなたの周りでもそうではないでしょうか??)

これにはきちんとした理由があります。なぜM字型の薄毛が多いのかを把握することで植毛治療の有効性も見えてきます。


なぜ額の剃りこみ部分=M字は禿げやすいのか?

額の剃り込み部位が薄毛になりやすいのには理由があります。

男性の薄毛には、体内で発生するジヒドロテストステロン(DHT)という物質が大きく関係しています。

このDHTは、毛根に対して「脱毛しなさい!」という恐ろしい指令を発することでヘアサイクルを乱し、髪の成長期間を極度に縮めてしまいます。

DHTの本当の役割は何かというと、もともとはテストステロンという薄毛を引き起こさない男性ホルモンであったのですが、酵素の一種である5αリダクターゼと結びつくことで、恐ろしいDHTという物質に変化します。

なお、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、より悪さをするのがⅡ型とされています。このⅡ型が曲者で、頭部の中でも剃り込み部位に特に多く存在するのです。

そのため当該部位で薄毛が発生しやすく、また進行も早くなります。

つまり剃りこみ部分(M字部分)には、薄毛になる原因物質が他の部位よりも多く存在するため投薬治療や導入治療を行っても原因物質の影響が特に大きい部位のため治りにくく、「M字型の薄毛は治りにくい」と言われるのも、まさにDHTのせいなのです!

さらに、薄毛の犯人であるDHTの悪影響を介助するという意味で剃りこみ部分にはもうひとつ薄毛になりやすい要因があります。

それは、血行不良です。

頭皮と接している剃り込み部位は皮膚が固くなりやすいため柔軟性を失いやすい上に、眼精疲労などによって目元周辺の筋肉が緊張、硬直することが多いため、近辺の皮膚(=生え際ライン)も固くなりやすい傾向にあります。

M字型の薄毛はGHTが多いため薬が効きにくく、さらに血行不良になりやすい部位でもあるため、薄毛になりやすく、さらに治りにくい部位なのです。

M字ハゲに効果的な治療はどれ?

薬が効きにくい箇所であっても、髪の毛を移植する植毛手術であれば絶対的に毛数を増やすことができます。

さらに植毛の場合、毛根が定着すればほぼ永続的に毛が生え変わってきます。移植元となり後頭部の毛根は、DHTの脱毛シグナルの影響を受けない性質があり、この性質は移植後も失われないからです。

移植毛周辺の毛根はDHTの影響を受けるので、将来に渡ってできる限り薄毛を防ぎたいという場合はプロペシアなどを併用して進行を抑制すると良いでしょう。

弱ってしまった毛根は薬が効きにくいですが、元気なうちからDHTの影響から守ることは、薄毛の予防・抑制になります。

M字ハゲ部分(剃り込み)への植毛費用はどれくらいか

M字の剃り込み部位に植毛するにはどれくらいの費用がかかるのでしょう。

比較的軽度のM字ハゲを「M1型」、より進行したものを「M2型」と呼びますが、目安としてはM1型が60万円程度、M2型の場合は100万円程度かかることが多いです。

しかしM字がごく初期の状態の場合は、植毛費用が30万円程度で済むこともあります。

植毛手術は一人ひとりの髪の状態や部位、密度によって移植費用も大きく異なるため、費用面が不安で手術を躊躇している場合は、まずはクリニックに行き、実際に自分の状態の場合ではどの程度の手術費用になるのかを専門家に算出してもらうとよいでしょう。

また、より自然なヘアスタイルにするためには、薄毛になっている部分だけではなくその周辺にも多少移植をするなど医師の技術力とあわせてデザイン力も求められます。クリニックによって医師の経験年数や症例数はかなり異なるため、一度の手術でしっかり定着させるためにも、面倒くさがらずに数件のクリニックにカウンセリングに行き、自身の目で医師の対応や症例などを確かめることをお薦めします。

【基本のキ!】自毛植毛手術の「株」や「グラフト」とは

薄毛が気になりはじめると、当初はダウンタイムもなく手軽なイメージの強い投薬治療を検討もしくは行っていたものの、その効果や治療期間の長さを目の当たりにして、植毛手術を検討し始めるという流れが多いようです。

投薬による治療はあくまで対症療法のため、服用をやめると再び薄毛が進行します。そのため、治療の先が見えないとあきらめてしまう方もいます。

対して自毛植毛は、毛根の移植に成功すればほぼ永続的に毛が生え変わる上に、AGA以外の事故や怪我などによる薄毛でも、植毛によってカバーすることができる点が特徴です。

そして植毛手術について調べていくと出てくるのが、「株」や「グラフト」という言葉です。
今回はこの「株」や「グラフト」について詳しく解説します。

1つの毛穴から生えている毛は1本?

毛は頭皮の毛穴から生えていますが、1つの毛穴に1本だけ毛髪が生えているわけではありません。マイクロスコープなどで毛穴を観察すると、一つの毛穴から数本の髪の毛が生えているところもあります。

一つの毛穴からは1本~3本程度の毛が生えることが多いですが、その中で一番多いのは2本です。そして1つの毛穴から生えている毛髪は、根元部分が「毛包」という組織で包まれています。

数本の髪の毛が生えている毛包を含めた根元部分は「毛群」と呼ばれ、移植手術を行う際には、数本をひとつの毛包から移植することができるためとてもうれしい存在でもあるといえます。

この毛群(※1本毛も含まれます)が、植毛手術では「株」や「グラフト」と呼ばれます。

移植される最小単位が「株」や「グラフト」と呼ばれる

メスを使うFUT方式では、移植する部分を皮膚ごと大きく切り取った後で上記の毛群を一つ一つ取り分けます。

これは「株分け」という作業で、複数毛がある毛群もあれば1本毛であることもあります。

熟練した医師の場合は仕上がりをイメージした上で移植を行うため、本数が多い毛群は密度を増やしたい箇所に重点的に配置し、1本毛は自然な仕上がりを演出するために周辺部位などで使用します。

毛根をパンチでくり抜くFUE方式の場合は、毛根を一つ一つ採取するためFUT法のような株分けの作業はありませんが、この手法の場合は、くり抜いた毛根一つ一つが移植される「株」や「グラフト」となります。

※ちなみに「株」と「グラフト」は同じ意味です。「ドナー」と呼ばれることもあります。

※1本毛でも複数毛が集まった毛群でも、移植される際の最小単位として株、グラフトと呼ばれます。

クリニックによっては呼び名が変わることも

植毛クリニックによっては、株の毛数によって固有の名前を付けている所もあります。

例えば、1本毛の株をマイクログラフト、2~3本毛の株をフォリキュラーグラフト、4,5本毛の株をダブルフォリキュラーグラフトといった具合です。

いずれにせよ本数によってそれぞれに最適な利用法があるため、役割にあわせて移植をすることが大切です。

植毛手術ではどのくらいの株数を移植するのか

1株といっても1本から3本程度まで色々な状態があるため、一概に「○株」が必要とは言いにくいですが、平均本数である2本毛を1株として計算した場合、例えば1,000株であれば2,000本の髪の毛を移植することができます。
この数ですと、割と比較的進行した剃り込み部(M字ハゲ)をカバーすることができます。

その他、前頭部の薄毛(中等度のU字ハゲ程度)や頭頂部(同じく中等度のO字ハゲ)もカバーできるでしょう。

なお、以前は一度に大量株を移植すると定着率が落ちるため複数回に分けて手術を行うことがありましたが、最近は手術器具が進化したことと医師の技術力が上がっていることあり、一度のメガセッションで移植することも可能となってきました。

植毛は、一人ひとりの状態にあわせてカスタマイズした手術プランが必要になるため、費用や手術法、ダウンタイムなどが気になる際には一度クリニックで専門家に相談してみることをお勧めします。

「眉毛が薄い…」植毛手術は有効か?

一般的に植毛と言えば、つむじや額などの薄毛の部分に毛根を移植することを想像しますが、最近は眉毛が短いことや全体的にボリュームが少ないことを気にされて植毛のカウンセリングに来る人も増えています。

特に女性と違ってメイクをする機会がほぼない男性の場合、眉毛へ移植することによって男らしく見えるなど、見た目のイメージが変わることもあります。

実は頭髪に限らず、眉毛、まつ毛、ヒゲ、わき毛、アンダーヘアといった部分への植毛移植も可能で、植毛クリニックでも対応しているところもあります。この中でも今回は眉毛への自毛植毛について考えてみます。

眉が薄くて気にしている人は意外と多い

頭髪ほどではないにしても、眉毛の濃さや長さに悩みを抱えている方は、特に男性で多く見受けられます。

眉毛は頭髪のように伸ばしてスタイルを整えることができず、生まれ持った眉毛の状態で固定されますが、眉は人の印象を左右する重要なパーツとも言うほどで、眉の長さや形が見た目の印象に強く影響します。

眉の一部が欠損していて人相が悪く見られた、キリッと見せたいのに下がり眉で頼りない印象に見られるなどといった声もよく聞きます。

人は心理学的に見た目通りの性格や行動をとらなければならないと無意識に考えてしまうため、自分の性格さえも左右してしまうこともあります。

また事故や怪我で眉の一部が欠損してしまった場合も、移植によって以前の状態に戻すことも可能です。(症状や医師の診察によっては手術ができないこともあります)

薄い眉を濃くするのには

女性は普段からアイブローペンシルなどで眉を書いている人もいますが、男性でもごく一部の欠損であればこのようなメイク道具でカバーすることができるでしょう。

ただ男性の場合、「眉を描く」という行動をあまり人に知られたくないでしょうし、忙しい朝に毎日そんな面倒なことをするのも大変です。

こういった事情もあり、特に男性の眉毛への自毛移植は意外と需要が多いのです。

眉への植毛について

眉毛の場合も、自分の頭髪を移植することができます。

より定着率を上げる意味では移植ドナーを眉毛から採取するのがベストですが、そうはいっても眉毛はそこまで面積も広くないので、頭髪から移植するのが一般的です。

多くの場合、頭皮の薄毛治療同様に、後頭部や側頭部からドナーを採取します。

この時重要なのは、眉毛とできるだけ似ている太さ・柔らかさを持つドナーを選ぶことです。頭髪と眉毛はどうしても性質が異なるので、移植後の支障を減らすためにできるだけ性質が近いドナーを利用するのが望ましいものです。

元々の眉毛と随分異なる太さ、色味の毛髪を移植すると、見た目がよくなるどころかちぐはぐな印象を与えてしまうでしょう。

正直この移植毛の見極めは、医師の経験や腕に左右されます。人によって眉毛が太かったり細かったりするので、それに近いドナーを用いなければ見た目に不自然さが出てしまいます。そのため眉毛への移植経験があるクリニックを選ぶことはとても大切です。

また、これはどうしようもない面がありますが、髪の毛の方が成長するスピードが早いので、移植後はこまめにカットして整えるようにします。毛髪は移植後も毛髪として生きているので、眉に移植したからといって眉になってくれるわけではないからです。

眉への植毛はクリニックによっては行っていない場合もあるので、眉毛移植を検討する場合はクリニックへの問い合わせが必要です。

また、眉への移植は技術難度が高いため、移植数が少なくても少額で済むとは限りません。
費用面の相談も含めてドクターのカウンセリングを受けてみましょう。

薄くなりやすいつむじへの植毛について

エレベーターで上を見ている時や下りのエスカレーターに乗っている時は、特につむじの薄毛が気になるものです。

この部分は元々地肌が見えやすい部位ですが、さらにAGAなどによって薄毛が進行すると、他の部分よりもより目立つようになってきます。
今回はつむじ付近が薄毛になってきた際の植毛手術について考えてみます。

つむじの薄毛は発見が遅れがち!

つむじの薄毛は、元々地肌が見えやすい部位である上に、場所的に合わせ鏡をしないと頭頂部は確認できないため、つむじ付近の薄毛の進行に気づくのが他の部位よりも遅れることが多い個所です。

自分では気づかなくて、人に言われてやっと気づくこともしばしばで、指摘されるほどの薄毛の場合、かなり進行が進んだ状態になっていることもあります。

また前頭葉であればヘアスタイルで多少目立たないようにカモフラージュすることもできますが、つむじの場合は頭のてっぺん付近にあるため、なかなか毛量やヘアスタイルで隠すことができません。

髪をセットするときにドライヤーで毛を逆立ててボリュームを出し、ハードスプレーなどで固めるものの、風が吹いても髪型がかっちりとしており、もっと自然なヘアスタイルに憧れるといった声も聞きます。

生来ネコ毛で髪の毛が細い方の場合は尚更ボリュームが無いので薄毛に見えてしまうのがなかなか辛いところです。

つむじへの植毛は可能か

つむじへの植毛治療は、早期に気づいて早期行うほどに、有効度が高まります。

というのも、上述したようにつむじを含む頭頂部は髪の毛のボリュームを演出しにくい箇所になるので、進行してしまった場合は多量の移植が必要になることもあります。

進行してしまう前の段階であれば少ない移植数でも対処が可能ですから、医療機関への早めの相談がよいでしょう。

なお、もし薄毛が進行してしまった場合でも、最近はメガセッションという一度に大量の移植を可能にする技術を導入している植毛クリニックもあります。

高度技術による移植は技術を持ったドクターと連携するスタッフ、そして機材が必要になるのでどこのクリニックでも受けられるわけではありませんが、一度の移植で終了するということで負担を大きく減らしてくれます。

つむじへの植毛費用はどれくらいか

植毛にかかる費用は、クリニックが採用する術式や機器、スタッフ数などによってことなるため希望のクリニックで確認することをお薦めしますが、例えばつむじの地肌が多少気になってカバーする程度であれば、それほどの移植数は必要ないので30万円程度で済むこともあります。

これにAGAの影響が絡んで頭頂部の薄毛として広がりつつある場合は、40万円ほどの費用になることが見込まれます。

さらにそれよりも進行した中等度になると70万円、より進んだステージになれば100万円以上になることもあります。

なお、植毛手術は保険が効かない自由診療のため、クリニック側でも様々なメリットを用意しています。キャンペーンなどで一時的に費用を安くしていたり、通院費などの名目でキャッシュバックが用意されていたりと、お財布に嬉しい特典を用意していることもあります。

ただし植毛は医療行為ですので、キャンペーンや価格だけで選ばず、医師の経験や熟練度などもしっかりと確認することをお薦めします。

植毛手術のミニグラフトやマイクログラフト法とは

薄毛治療には薬剤を用いた投薬治療と、外科手術による植毛治療が中心ですが、どちらの分野も様々な研究や実験によって治療法が進化してきました。

その中でも植毛治療の歴史はかなり古く、その発祥は1960年代までさかのぼります。

薄毛の原因は、科学や医療が発達した現代でも完全には解決できていませんが、歴史ある植毛治療の技術は数十年の間に格段に進化し、原罪では薄毛治療に有効であるときちんと認められる治療になっています。

技術分野においては様々な術式やアプローチ法が開発されていますが、その中で「マイクログラフト法」、「ミニグラフト法」というものがあります。

今回はこれら二つに焦点を当てて、どのようなものなのか見ていきたいと思います。

マイクログラフト法・ミニグラフト法とは

植毛治療が開発された黎明期である1960年代頃は、アメリカの医師が開発したパンチグラフト法という術式が用いられていました。

これは直径3mm~4mmの円形上のメスを使って後頭部からドナーの採取を行って移植部位に移植するものでした。

一度に15本程度の本数を移植することができるため効率の面ではいいように見えたのですが、移植したドナーの定着率が悪い点が課題でした。

一度に多くの移植を実行すると定着率が悪くなるということに気付いた研究者は、パンチグラフトで採取されるドナーをもっと小分けにし、4本~6本前後の本数で植え付ける方法を考えました。

これが「ミニグラフト法」といわれるものです。

その後、さらに小分けにして1本~3本程度の本数で移植する植毛手術が、マイクログラフト法と呼ばれるものになりました。

マイクログラフト法・ミニグラフト法とは植毛治療の創生期に生まれたパンチグラフト法という原型に改良を加えた術式ということができます。

マイクログラフト・ミニグラフトのメリット・デメリット

パンチグラフト法から第一次的に派生したミニグラフト法は従来に比べてグラフトが小型化したとはいえ、マイクログラフトよりは大きいためボリュームを出しやすいという点でアドバンテージがあります。

地肌が気になる範囲が広い箇所に実施することで比較的容易にボリューム感を出すことができます。

反面、緻密なデザインには不向きで、デザイン性よりもボリューム優先の箇所に積極的に実施すると有効です。

マイクログラフト法はミニグラフト法よりも緻密なデザインが可能で、熟練した医師がより自然な仕上がりを演出するために微調整のようなイメージで実施されることもあります。

反面技術力が必要で、時間もかかるのがデメリットといえます。

ミニグラフト法とマイクログラフト法はどちらか一択ではなくて、双方の優位性が発揮できるように組み合わせて行うことが望まれます。

どんな薄毛に用いられるのか

自毛植毛手術の技術が発達した現代では、ミニグラフト法もマイクログラフト法もあまり積極的には採用されません。

同じ株分けを行うという手術としてはFUT式というものがあり、この手法は生着率を高めるように毛包単位で移植するため、移植成功率の面では優位になります。

また毛根をくり抜くという手法としてはFUE式がありますが、こちらはより毛根に負担をかけないようにしてくり抜くことができるのでやはり移植後の生着率が高くなっています。

現在の植毛手術ではFUT式もしくはFUE式によって治療が行われることが多くなっています。特にFUE式はメスでドナーを皮膚ごと切り取るFUT式より負担が少なく済むため最近の主流となりつつあります。

とはいえ、FUT式は大量の移植を得意とすることもあるため、実際の薄毛の状態や部位にあわせて最適な治療法を選択することが大切です。少しでも気になることがあれば専門医に相談することをお薦めします。

銚子電鉄の聖地「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」とは

日本には多数の鉄道が網の目のように敷かれており、車がなくても全国に旅をすることができる国です。

中には移動手段としてだけではなく、趣味の対象として電車や鉄道を見に行く鉄道ファンも急増していますが、その中には列車に乗って楽しむことを本望とする「乗り鉄」、目標を写真や動画に納めて楽しむ「撮り鉄」など色々なものがあるそうです。

そんな根っからの鉄道ファンではなくても、もし薄毛を気にしているのであれば一度訪れてみてほしい駅が、実はあります。

その名は「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」。

日本全国にある駅には面白い駅名があるのをテレビなどで見たり聞いたりしたこともあるでしょう。しかし中でも「髪毛黒生」とは、まさに何かこう、一種の願掛けのようなものを感じたりはしないでしょうか。

今回はこの謎の駅の正体について見ていきます。

面白駅名の正体はネーミングライツだった!

ネーミングライツとは「命名権」という意味ですが、近年自治体などで盛んに取り入れられている方法です。

自治体にとっては人口減少なども手伝って資金源の確保が重要な課題になっていることが多く、所有する施設などについて別名や愛称を募集して、これを許可する代わりに権利料を頂くというシステムです。野球場や公会堂、公園、トイレなどで取り入れられています。

応募する側は企業がほとんどで、自社の名前を露出したり注目を得ることで売り上げアップを狙ったりと思惑は様々です。

今回の話題である「髪毛黒生駅」は千葉県にある銚子電鉄が管理する駅の愛称であり、本当の駅名は「笠上黒生駅(かさがみくろはええき)」というそうです。

もともとの名称である「黒生」という単語に発毛イメージを重ねて、より力強い「髪毛黒生」にしたのでしょう。

「髪毛黒生駅」はあくまで愛称であり、本来の駅名を捨てるわけではないのですが、では駅名の看板はどのようになっているのでしょうか。

銚子電鉄のHPによると
“既存の駅名駅舎看板はそのまま残すものとし、新設の駅名駅舎看板に愛称を入れ、甲
が定める該当駅施設内に新たに設置するものとする。”

としています。
つまり看板が本来の駅名のものと愛称のものと二つあるというようです。

駅名のご利益にあやかろうと多くのお客さんが訪れている他、新春の初詣期間には「はつもう(発毛)で」ということでキャンペーンも行われました。

なかなか上手いことを考えるものです・・・。

ところでこのネーミングですが、どんな企業が応募して採用されたのでしょうか。

東京のヘアケア関連の会社がネーミング

「髪毛黒生駅」のネーミングは、株式会社メソケアプラスというヘアケア関連の会社が命名権を手に入れて付けた名前のようです。

銚子電鉄は自治体ではありませんが、全国で起きている鉄道会社の資金難や存続が難しくなるという事態は多くあるようで、各鉄道会社は創意工夫により独自の資金確保や運営継続を目指しています。

銚子電鉄もそのような取り組みを行っていて、これを知った東京の企業が鉄道の存続などの理念に共鳴して命名権の応募をしたようです。

当該社の製品としてはシャンプーやトリートメント、頭皮ケアローションなどがあるようですので興味がある方はチェックしてみてください。

なお、この会社が銚子電鉄にあてた応援のメッセージはこちらから確認できます。
http://www.choshi-dentetsu.jp/upload/files/nr14.pdf

単に自社の商品の売り上げアップや社名の露出などを考えるのであれば社名や商品名を駅名にしてもよいのですが、そうせずに洒落の効いた駅名にするという点で好印象ですね。

自治体が保有する、例えば市営球場などは企業名が前面に出ることが多いですが、このように話題を呼ぶ、面白いネーミングライツであれば愛着もわきそうです。

プラズマクラスターが薄毛に効果的とは本当か!?

「プラズマクラスター」といえば、恐らく多くの方はなんとなく、エアコンや空気清浄機を思い浮かべるでしょう。

しかし、具体的にプラズマクラスターとは何かと問われると的確に答えられる人は多くないと思います。

エアコンには温度調節だけではなく、空気清浄や脱臭、カビやハウスダスト抑制などの性能がありますが、最近このプラズマクラスターに育毛効果を認める実験結果が出たようで、その真意について探ってみます。

実験の経緯

プラズマクラスターによる育毛効果を実験したのは老舗の大手電機メーカー「シャープ」です。

育毛の研究機関ではなくわざわざ電気大手が実験を行ったのは、実は同社製品のドライヤーに搭載されたプラズマクラスターの育毛効果を宣伝したかったからのようです。

通常のドライヤー機能に育毛効果がプラスされたのであれば、注目度も高く売上増にも確かにつながるでしょう。

ではエアコンにも搭載されるプラズマクラスターとは一体何なのでしょうか。

プラズマクラスターの正体はイオンだった

プラズマクラスターの正体は人工的に作り出したプラスイオンとマイナスイオンであり、エアコンでは脱臭や防カビなどの効果があります。

ドライヤーに搭載することで得られる効能としては、長い髪の毛に起こりがちな静電気を抑制したり、髪のからまりを防ぐ効果、枝毛切れ毛を防ぐ効果などが期待されるようです。

イオンと言えば潤いの保持などの効果もイメージできますから、確かに有用な作用と言えます。

そして今回シャープは、これらの効果にあわせてさらに育毛効果までもあるのではないかということで行ったのが今回の実験です。

シャープの結果をもとに、育毛的にはどんな効果が期待できるのか次の項で見てみます。

頭皮環境改善による育毛支援効果が期待できる

結論から言うと、育毛剤のように毛根に直接的に働きかける効果はないものの、イオンの作用によって頭皮環境を改善し、これによって健全な髪の毛の育成ができる=育毛効果を認める、というもののようです。

具体的には被験者の頭皮の一部にプラズマクラスターを一定時間照射し、照射を行っていない部位と比べて優位な差があるかどうかという実験で、頭皮のバリア機能の維持、水分の保持力向上、皮脂の過剰分泌抑制、かゆみを起こすマラセチア菌の抑制という点で有効な作用を認めたというものでした。

また被験者の主観調査として、「髪のボリュームがアップした」「かゆみが減った」などの報告があったということです。

同社によればこの効果はあくまで育毛効果であって発毛ではないとの意見を付しています。

この結果をどう見るか

今回の実験結果を臨床的にどう見るか…?

頭皮環境の改善というのはいわばスキンケアと同じようなものですから毎日使うドライヤーで頭皮の健康維持ができるのであれば嬉しいことかもしれません。

ただ実際の薄毛は頭皮環境の悪化によるものだけではありません。

確かに脂漏性脱毛など皮脂過剰による抜け毛の増加や薄毛もありますが、ほとんどは体内のホルモンが原因となるものですので頭皮環境とは直接関係しません。

プラズマクラスターの効果は育毛効果というよりも、頭皮の健康維持に少しは貢献するという程度に考えたほうが良いかと思います。

進行した薄毛を根本から解決するには、投薬や外科的手術など医療行為が中心になります。あくまで私見とはなりますが、こういった商品はあくまで状態を浴する可能性があるものという気持ちで使用するのがよいのではないでしょうか。

薄毛の進行状況を表す「クラス」について

薄毛の進行度を表す単位として「クラス」というものがあります。治療上の医学的指標としても利用されています。男性の場合は薄毛の大部分を占める原因が男性型脱毛症(AGA)ですが、この病態はどの人もほぼ同じような進行過程を経ていくことが分かっています。
今回は薄毛の進行状況を表すクラスについてまとめました。

薄毛の進行度によってクラスⅠからⅦに分類

クラスは数が多くなるほど薄毛の進行も進んでいることを表します。最も軽度であるクラスⅠから具体的な症状を見ていきます。

・クラスⅠ
薄毛の認識はほとんどありませんが、毛髪が以前と比べて髪の毛が細くなってきたと感じます。(軟毛化)
※クラスⅠは周囲からはほとんど分からないですが、本人がボリュームが減ってきたと感じることがあります。

・クラスⅡ
クラスⅠの軟毛化がさらに進み、ヘアラインの後退も始まります。
※クラスⅡでは、額や生え際でおよそ2㎝程度のヘアラインの後退を認めます。

・クラスⅢ
額における薄毛の場合、2㎝以上のヘアラインの後退を認めます。さらに同時に頭頂部でも頭髪密度の低下を感じ始めることがあります。
※頭頂部メインで薄毛が進行するO字タイプの薄毛では、この部位にだけ薄毛の症状を認めることもあり、この状態を「クラスⅢvertex」といいます。

・クラスⅣ
ここからの薄毛が中等度となります。このクラスでは前頭部と頭頂部で毛がない部分が認識できるようになります。
※前頭部の薄毛部分と頭頂部の薄毛部分は独立しており、二つの頭髪のない部位の間と左右の側頭部には頭髪が残っています。(ブリッジとばれることもあります)

・クラスⅤ
前頭部と頭頂部の薄毛が広がり、かなり目立つようになってきます。それぞれの薄毛部分は独立していますが、これらの間のブリッジ(橋)部の頭髪もかなり密度が低下してきます。
※前頭部の薄毛進行の場合、生え際を隔てる額中央部の頭髪もかなり薄くなります。

・クラスⅥ
ブリッジ部分の頭髪が消失し、前頭部と頭頂部の薄毛部分がつながります。
※こうなると視覚的に一気に毛がないエリアが広がるため、心理的な負担もかなり大きいものになります。

・クラスⅦ
男性型脱毛症においては最終形態といえるのがこのクラスです。
前頭部から頭頂部までが全て禿げあがってしまった状態となります。
※側頭部と後頭部は、AGAの主原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けにくい部位のため毛髪が残りますが、それ以外は全てが怪我なくなっているという状態です。

クラスにあった植毛手術が大切

医師に専門的な判断を仰ぐ前に、自身である程度薄毛の進行状況を確認することができるのがクラスです。

・クラスⅠ
クリニックによって違いもあるため一概には言えませんが、クラスⅠの場合、植毛手術は不要と医師に判断されることもあります。この場合、フィナステリドやミノキシジルなどの投薬治療による経過観察となります。

・クラスⅡ
またクラスⅡでも投薬による薄毛治療で改善が期待できるため、投薬治療を行いながら経過観察を行うことが多いです。特に本人の中で強く気になる部位がある際には、少量の自毛植毛手術を行うこともあります。

・クラスⅢ
クラスⅢ付近もまだメインは投薬治療にありますが、患者さんと医師とで相談のうえで植毛も実施されることがあります。

・クラスⅣ~
これ以降が植毛術の本領を発揮する薄毛の状態になります。ドナーとなる後頭部の毛根数には限りがあるため、できるだけ薄毛の範囲が狭いうちに手術をするほうが費用対効果がよいです。もちろん、ある程度クラスが進行した場合も植毛手術ができないわけではありません。以前であれば大量植毛の場合、複数回に分けて手術を行うケースが多かったですが、最近はメガセッションという大量植毛を一度で行うことができるクリニックが出てきています。

クラスにあった薄毛治療を行うことがとても大切ですが、もし進行が進んでおり大量の移植が必要になる場合は、身体への負担を最小限にするためにも、できるだけ手術は少ない回数で終わらせたいものです。いくつかのクリニックにカウンセリングに行き、それぞれの手術の特徴や医師の技術力について事前に確認すると良いでしょう。

植毛3,000株でカバーできる範囲とは

3000株の自毛植毛手術は、かなり本数が多い部類になります。個人差はありますが一株からは2本程度の毛髪が採取できるので、実際の本数としては3,000株=約6,000本といえます。この程度の自毛植毛手術を行った場合、実際にどの程度の薄毛をカバーすることができるのか考えてみました。

額か頭頂部か?移植部位によってカバー範囲は異なる

額へ移植する場合、額は真正面から見た際にも目が行きやすい場所のため、植毛をするとなるとかなりの高密度で仕上げないとビジュアル的に違和感が出ることもあります。
3000株であれば中等度から重度の薄毛までカバーでき、イメージとしては額が頭頂部付近まで後退した状態でもかなり自然な形で植毛を行うことができます。額部分の薄毛の手術であれば、3,000株ならかなり満足度の高いものになります。

頭頂部についても、3,000株であれば重度の薄毛でもかなり広範囲に対応することができます。2000株移植の記事でもお伝えしている通り、頭頂部は額ほど薄毛の状態が目立たない部分なので、額ほど高密度で移植しなくても満足度が高いケースが多いです。ですので、頭頂部と前頭部(額)の薄毛が進んでいる複合タイプでも、相応にボリューム感を出す頃ができるでしょう。

もちろん実際に必要な本数は一人ひとりの薄毛の状態や範囲によって異なります。そのため自分にとって必要な本数を確実に把握したい場合は、やはりクリニックに行き実際に医師に診察してもらうほかありません。自毛植毛クリニックではほとんどの場合、初回無料のカウンセリングを行っています。医師やクリニックとの相性があうかどうかも大切な要素ですので、そういう意味でも一度カウンセリングに行ってみるのがよいでしょう。

3,000株の自毛植毛手術の費用について

3,000株(約6,000本)の植毛は全体的な薄毛を改善することができる本数のため、ある程度の金額になることは否めません。実際に手術を行う術式や使用機材によって費用は異なりますが、概算としてはFUT法で150~180万円、FUE法で180~200万円程度が目安となります。植毛手術とあわせて残っている毛髪の薄毛対策も行う場合には、別途AGA治療費用も掛かります。

3,000株の大量移植は医師の技術力もポイントに

3,000株の植毛手術は本数も多いため、手術時間にすると5時間以上にわたる長丁場になることがほとんどです。また本数が多いと定着率が下がってしまうことが多く、そういった背景を考えるとますます技術力があり経験数も多い医師に手術をしてもらう必要があります。2016年5月、ハイスピード手術に定評がある親和クリニックが3,000株の移植を4時間台で終えることに成功したそうです。別に同クリニックに限った事ではないですが、できるだけ多くの移植毛を定着させるためには新鮮なうちに株分け・移植をする必要があることを考えると、より短時間にスピード移植をすることができる医療チームに植毛手術を託すほうが、実際に成功率は高くなるでしょう。
ネット上の情報やチラシ、パンフレットだけでは全てを把握することは難しいものです。実際に気になる植毛クリニックがあればカウンセリングに行き、スピード感や成功例を確認することをお薦めします。

自毛植毛2000株でどのレベルの薄毛をカバーできるか

植毛を考えた際に気になるのは「自分の薄毛の場合、何本程度の植毛が必要なのか?」ということではないでしょうか。
範囲や密度といった薄毛の状態は人によって異なるため、実際に病院に行って医師の診察を受けてみない限り、移植本数は明確には分かりません。そして「植毛本数が分からない」ということは「自毛植毛手術にかかる料金も分からない」ため、手術前に漠然と不安になってしまう人も多いです。
自毛植毛手術は一人ひとりの状態によって異なるものではありますが、手術前にある程度イメージできたほうがよいと思いますので、ここでは2000株(約4,000本)を植毛した場合の植毛範囲について記載します。

2,000株を移植するとどの程度カバーできるか

前述の通り薄毛の状態は人によって異なるため、「2000株の移植」と一口に言っても実際には髪の毛の状態や移植部位によって一人ひとり異なります、
薄毛の範囲が小さかったり自毛がまだ密度濃く生えている場合は、必要なドナー数は当然少なくて大丈夫ですが、薄毛の範囲が広かったり自毛の密度が薄くなっている場合は、沢山のドナー数が必要になります。

一般的に、額の薄毛をカバーするために必要なドナー数は、頭頂部よりも多くなる傾向があります。これには理由があり、頭頂部は通常人が正面から見ると患部がダイレクトに見えない上に、移植した毛髪が成長する過程で横に広がるため視覚的な地肌の露出が少なくみえるためです。それに対して額の薄毛は、直接真正面から人の目に見られる上に、地肌の露出がカバーされにくい構造のため、密度を濃く植毛する必要があります。

実際に額へ2,000株を移植する場合、満足できるレベルで植毛するのであれば、額のヘアラインが2cmほど後退した「初期段階」から、もう少し薄毛が進んだ「中等度」までの薄毛をカバーできると考えられます。頭頂部の場合は、中等度~それよりも若干進行したレベルでも2000株で対応することができます。なお中等度とは、額と頭頂部をつなぐブリッジと呼ばれる部位の既存毛はまだしっかりと残っているような段階です。

とはいえ何度も伝えている通り、満足できるレベル(期待値)は人によって異なります。そのため「年相応で良い」などという場合はもう少し進んだ薄毛でも満足できるかもしれません。

部位によってシミュレーションをすることは可能ですが、実際に必要な株数を割り出すことは一人ではほぼできません。具体的な株数や金額を確認したい際には、一度専門医の無料カウンセリングを受けてどのくらいの量で満足できそうか相談してみることをお勧めします。

2,000株を移植する際の費用について

2,000株の自毛植毛手術の費用は、FUE・FUT法などの術式や使用する機材によって異なるため一概に表示することはできませんが、ドナーの採取にメスを使う従来のFUT方式の場合は一般的に80万円~100万円、ドナーをパンチで個別に採取するFUE方式の場合は120万円~150万円くらいが目安です。
なお実際に薄毛対策をする際には、既存毛の退縮を防ぐために自毛植毛術とあわせて投薬治療と併用することもあります。この場合は植毛手術費用の他にフィナステリドなどの治療薬の料金も必要になります。

より失敗なく2,000株移植をするなら経験豊富な医師を選ぶことが大事

2,000株移植についておよその目安を考えてきましたが、実際の植毛手術を行う際には執刀する医師の力量が大切なポイントになります。
なぜなら、移植手術の際には株の植え付けなど緻密な技術が必要なため、おろそかな植え付けでは毛根がしっかり定着率せずに移植したドナーが頭皮に生着せず無駄になるからです。
また医師の技術力だけでなく経験値も重要です。一回に移植する株数が増えると定着率が落ちてしまうことも多く、大量の移植をする場合は場合によっては数回に分けて手術をすることもあります。こういった判断はやはり医師の経験値に左右されます、

また最近ではメガセッションによる大量移植を可能にしている植毛クリニックもあります。メガセッションは、熟練の医師・スタッフなどとの連携が必要なため、移植チームとしての経験が問われます。この場合も技術力と経験値がとても大事なポイントになるでしょう、

いずれにせよ、2,000株の植毛手術でできるだけしっかり定着させたいと考えるなら、経験豊富で実績が多いクリニックで手術を受けることがポイントです。

自毛植毛後の「まぶたの腫れ」は失敗の予兆か

自毛植毛手術を行った人の体験談によくあるのが、術後の「まぶたの腫れ」に関するコメントです。知らないで術後に突然まぶたが腫れてしまったら「手術の後遺症!?」と驚く方も多いかもしれません。まぶたが腫れる原因を把握するのと同時に、もし自分もなってしまった場合どう対処するとよいかを解説します。

自毛植毛の手術に起きる「まぶたの腫れ」の原因

植毛手術後にまぶたが腫れるのは、手術で使用した麻酔が次第に下がってくることが原因です。この症状は術後3日から1週間ほどの間にみられることが多いです。
手術時は痛みを軽減するために麻酔を使用しますが、手術後に重力の影響で次第に頭から下の方向に下がってくるため、まぶたが腫れます。そのため頭頂部の手術よりも前頭部やヘアラインの自毛植毛を行った際に多く見られます。
また手術する部位の他、50歳以上や高血圧の場合、腫れが出るケースが多いです。

まぶたの腫れをできるだけ軽減するために

手術の際に麻酔を使用しなければ腫れることはありませんが、それはもちろん無理な話です。ですが、術後のちょっとした工夫で腫れを減らすこともできるので、ここではそれらを簡単に紹介します。

・就寝の際には枕を少し高くして、血流が頭に上がらないようにする
・さらに仰向けで寝るように徹底する。(うつぶせは厳禁)
・血行がよいと麻酔が動きやすいので、術後数日は湯船にははいらずシャワーで済ます
・アイスノンなどでまぶたを冷やす

それでも腫れてしまって気になる場合は、クリニックに相談して専用の薬を処方してもらうのもよいでしょう。

■まぶたの腫れは、失敗ではなく普通の現象です

自毛植毛の手術後にまぶたが腫れると、何か頭皮からばい菌が入ったのではなど不安を感じることもあるかもしれませんが、前述したとおり、頭皮に麻酔を使用したことによる自然の現象です。もしまぶたが腫れても、症状は1週間ほどで収まります。
とはいえ、できるだけ腫れる可能性を少なくしたいという場合は、術後の生活を一工夫するのとあわせて、数日は有給を取って人と会う機会を少なくするといった対応をするのもよいでしょう。

加齢による薄毛はコラーゲンの現象が原因!?

医学が日々進歩し私たちはその恩恵を受けていますが、これは基礎医学研究によって研究者たちが地道な努力を積み重ねてくれているおかげです。

その研究で最近、薄毛の原因にコラーゲンの減少が関与しているという発表がなされたのですがご存知でしょうか。

東京医科歯科大の研究グループは髪の毛を生みだす毛包という器官の発生に着目し、毛包に成長する前段階の幹細胞が年齢を経るにしたがってうまく毛包に変化できなくなるという現象を研究していました。

なぜ幹細胞が毛包器官に成長できなくなるかというと、そこにコラーゲンが絡んでいたからなのです。

17型コラーゲン減少が薄毛を誘因

コラーゲンには多くの種類があるのですが、この研究では17型コラーゲンが減少すると毛包も少なくなり、それゆえ薄毛になるという結論が導き出されました。

確かに若い年代に比べて高年齢層はこのコラーゲンが減っていることも確認されています。

ではなぜ17型コラーゲンが減少するのかというと、髪の毛の成長時に必須の細胞分裂時に傷ついてしまうDNAの補修に必要な体内の酵素が分解してしまうからです。

若いうちは酵素の頼らずともDNAの修復ができますが、加齢の影響でその修復力が弱まると酵素の力を借りなければならなくなります。

しかしその酵素はコラーゲンを分解してしまうため、髪の毛の基になる毛包器官を育成力が低下し、結果薄毛につながるというわけです。

ではコラーゲンを体内に補充してやればよいかというとそう簡単ではないのです。

しかし、経口摂取したコラーゲンはそのまま利用されない

足りなければ補充するというごく単純な方法で解決できるのならば苦労しませんが、ヒトの体に取り入れられる栄養素は体内の代謝という過程を経て利用されるので構造が単純ではありません。

コラーゲンを経口摂取すると体内では一旦アミノ酸に分解され、体の中で必要な各臓器や皮膚、血管、骨などに再合成されます。

この意味では頭皮の皮膚細胞や頭皮の毛細血管などの構成材料になるわけですから、もしコラーゲン不足で頭皮の皮膚の状態が悪いのであれば一定の効果は期待できるかもしれません。

ただそのようなレベルにまでコラーゲンが不足することは通常なく、一般の方がサプリ等でコラーゲンを摂取しても目に見えた育毛効果や発毛効果を実感することは難しいでしょう。

コラーゲンは美肌効果などの方面でも人気が高いですが、サプリ等で摂取しても吸収の問題であまり効果が期待できないよ、と言われるのを聞いたことがある人も多いと思います。

育毛的にもそれは同じで、コラーゲンの経口摂取による育毛効果は今のところ期待するのは難しいということになっています。

加齢によって毛根がフケや垢として排出されてしまう

年齢が進みコラーゲンの減少によって毛包器官の退縮も進んでくると、毛根は次第に頭皮の表層に押し出されてきます。

最終的には毛根の細胞はフケや垢として体外に排出されることになります。

…どうにも悲しい現象ですが、こうして毛穴は閉じてしまうわけです。

一旦死んでしまった毛根は二度と復活しませんから、どんな薬剤を使っても発毛はできません。

弱っている状態であれば投薬治療によって維持する方法もありますが、死んだ毛根を復活させるには、自分の毛根を移植する自毛植毛しか道はありません。

移植する毛根は主に後頭部から調達してきますが、多くの高齢者でも後頭部付近には髪の毛が残っている場合が多いのは皆さんもご存知でしょう。

生き残る力が強い後頭部の毛根を薄毛箇所に移植することで、将来に渡って自分の髪の毛を生え変わらせることで、ほぼ永続的に豊かな毛量を維持することも可能です。

女性のびまん性脱毛症への植毛効果は?

びまん性脱毛症は「女性男性型脱毛症(FAGA)」とも呼ばれています。
このタイプの薄毛では、男性のように髪の生え際や頭頂部などが極端に薄毛になることはなく、全体的に抜け毛が多くなり、次第に髪全体が薄くなるのが特徴です。

そのため、ある日鏡をよく見たら髪の分け目が広くなっていて毛が薄くなってくることで初めて気づいたり、左右の額の剃り込み部分の地肌がうっすらと見え始めたことで自覚し始める女性が多いようです。

このように女性の薄毛の場合、男性のように局所的に毛が薄くなるのと異なり、まんべんなく全体的に薄くなることが多いです。このような「びまん性脱毛症」には、自毛植毛をするのに適しているのでしょうか。

■びまん性脱毛症の原因

女性特有の薄毛の大半を占める「びまん性脱毛症」は、40代以上で発症することが多いと言われていましたが、実はこのところ、比較的若い女性でも薄毛に悩んでいる人が増えています。

若い女性の薄毛の主な要因は、女性ホルモンのバランスが崩れることにあると言います。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、女性らしい体を作る作用だけではなく、健康な髪の毛を維持する効果を持っています。このエストロゲンの分泌は28歳をピークに、次第に減少していくと言われており、更年期の世代になると閉経と共にエストロゲンの分泌がさらに現象し、このような薄毛の現象が起こりやすくなります。

これ以外にも最近では、過度のストレスやダイエットなどによって若い女性でもホルモンが乱れ、エストロゲンの分泌が少なくなることによって薄毛や抜け毛に悩む人が増えているといいます。

■びまん性脱毛症への自毛植毛

最近では、医療技術の発達によってびまん性脱毛症への自毛植毛も可能になっています。
特に女性において自毛植毛がメリットとなるのは、男性と違って髪の毛が長いため、ドナー株を採取した際にできる傷跡もほぼ100%隠すことができます。

ただし、男性はホルモンの影響を受けにくい後頭部からドナー採取を行えますが、女性の場合そういった部分が明確にはないため、移植するドナー株を採取できる部分も限られてきます。そういった意味では自毛植毛をするには非常に難しい技術が要求されることになります。

自毛植毛を検討する際には、女性への自毛植毛の症例数が多く技術力のあるドクターのいるクリニックを選ぶと間違いないでしょう。

■その他に私生活で気をつけたいこと

このタイプの薄毛の要因として、加齢以外に日々の生活のストレスが要因になる場合が少なくありません。薄毛が気になってきた際には、まずは現在抱えているストレスをできるだけ軽減すること、また時には散歩や運動、趣味に没頭するなどで気分転換をするのも良いかもしれません。
こういったストレス解消と同時に睡眠や食事のバランスも大事です。現代社会ではなかなか難しいかもしれませんが、心身共に快適に過ごせるように心掛けるとよいでしょう。

その他、薬の服用、生活習慣の見直し、自宅でできる頭皮ケアなどをあわせて行うことで改善していく場合も多くあります。

それでも改善が見られないようであれば、技術力のあるクリニックに相談して自毛植毛を検討してみるのも良いでしょう。

自毛植毛手術はどのくらい時間がかかる?

自毛植毛手術を検討する際に気になるのは、手術中や術後の痛み、そして実際に手術に掛かる時間などではないでしょうか。

自毛植毛手術の場合、麻酔は局部麻酔を使用するケースが多いです。そのため医師や看護師の会話などを通して手術の様子がなんとなく分かると、精神的にも疲れてしまいそうなものです。
クリニックのホームページなどには、植毛手術の流れが記載してあっても、手術にかかる時間を明確に公開しているところはあまり見かけません。

そこで今回は、自毛植毛をする場合にどのくらいの時間を要するのかを調べてみました。

■クリニックによって大きく異なる手術時間

自毛植毛の手術時間がクリニックのサイトに記載されてないのは、移植範囲によって異なるからというだけではなく、どうやらクリニックによって大きく差があるからかもしれません。

自毛植毛手術は、手術の手法(FUT法・FUE法など)や植毛する範囲(本数)によっても大きく差が出てきます。

一般的な自毛植毛クリニックの目安としては、1,500株(およそ3,000~4,000本)の移植で最短で3時間、長くて6時間というところではないでしょうか。

この時間の内訳ですが、
——————-
▼手術前に決めたヘアデザインや移植本数の最終確認を行います。
 (20分程度)
▼改めて手術の一連の流れや注意事項などの説明が行われます。
 (30分程度)
▼自毛植毛の手術に入ります。
——————-
というイメージです。

▽最初は、ドナー採取部分をバリカンなどで刈り上げます。

毛根はドクター自らが目視で1株づつ取り出していくため、髪が長い状態だと毛根の位置がわかりづらく、的確な毛根採取ができないためです。

▽その後、局所麻酔を数箇所行い、1株1株毛根を採取する作業(毛根採取)が行われます。
(移植本数にもよりますが、1~2時間程度)

※この作業と並行して行われるのが、アシスタントによる「株分け」と呼ばれる作業です。
毛根は活きていますから、採取して時間が経ってしまうと死んでしまいます。
ですから、ドクターによって採取された毛根は、すぐに「グラフト」という1本~3本単位の株にすぐに分けられて、次の作業である毛根の植え付けがスムーズに行われるように数名体勢で株分けが行われます。

▽いよいよ採取した毛根を薄毛の進行した頭皮へと移植します。
(移植本数にもよりますが、1~2時間程度)

▽移植終了後に、縫合作業(ドナー採取部を切り取った場合)もしくは包帯によって止血などの処置が取られます。

という流れがメインです。

■6時間って長すぎないか?と思われた方へ

自毛植毛手術の間にリラックスできるようにDVDやテレビを見ることができるクリニックもあるようですが、それでも6時間という時間は正直、長いです…よね。。

そこで熟練したドクターはいないものかと探してみた所、手術時間が短い自毛植毛クリニックを見つけました。

親和クリニックの場合、「4,000株(およそ8,000本~10,000本)の自毛植毛を6時間」で行えます。

最初で挙げた手術例では1,500株程度の手術時間ですので、親和クリニックでは6時間で2倍以上の移植が可能だということになります。

通常、これだけの本数を一気に移植すると、移植に時間がかかりすぎて毛根が死んでしまう可能性があるため数回に分けて手術を行わなければいけないのですが、この親和クリニックでは独自の「MIRAI法」という手法を用いることによって、これだけの大量の植毛が1回の手術で可能になっています。

そして、この自毛植毛のスピードは世界でもトップクラスとのこと。
できるだけ短時間で手術を終えたい方はもちろん、一度で大量に植毛を行いたい方にもお薦めできるクリニックかも知れません。

自毛植毛手術後の喫煙は定着率をさげる?

自毛植毛手術後にできるだけ移植した髪を定着させるためには、手術を行う医師・クリニック選びも大切ですが、同じくらいに術後の過ごし方も重要です。

何かと悪者にされやすい喫煙ですが、自毛植毛術後においても正直お勧めできない行為です。今回は、自毛植毛後の髪に対してよろしくない影響を及ぼす喫煙について説明します。

■喫煙は、手術後に限らずそもそも「薄毛の原因」でもある

自毛植毛手術をすでに行った方であれば、クリニックから禁煙を勧められることが多いのはご存知でしょう。喫煙は、頭皮に対して非常に悪い影響を及ぼします。

その原因は、タバコの成分であるニコチンに血管収縮作用があるからです。
頭皮に張り巡らされている毛細血管は、毛根に栄養を与えて元気な毛髪を作り上げるための大事な役割を担っています。
しかし、ニコチンによって血管が収縮すると、血液が充分に毛根に行きわたらなくなり抜け毛や薄毛の原因となります。

ちなみに、マラソンなど運動を新たに始めた方で「最近、髪の毛にコシやハリが出てきたような…?」と実感された人もいるのではないでしょうか?

有酸素運動は、体内に酸素を多く取りこむことができるため血流が良くなり、髪を維持するのに必要な栄養素が毛根に送り込まれているからだと言われています。

実際に発毛剤として世界中で使用されているミノキシジルには、頭皮の血行をよくする成分が含まれているなど、育毛、発毛に効果的な商品には血行促進成分が含まれているのは明白の事実です。

これらを鑑みても、薄毛治療には「頭皮の血流をよくし、血管から毛根に必要な栄養素を送り込むこと」がかなり重要だと分かるでしょう。

薄毛に悩む人にとって喫煙は、髪の寿命を今以上に縮めてしまう恐ろしい行為と言っても過言ではないのです。

■自毛植毛後の禁煙と、その他禁忌事項

薄毛全般に関する話をしましたが、ほぼ同様の理論で自毛植毛手術後においても喫煙は基本的にNGとされています。

具体的な理由は2つあります。
1つ目は、傷口の治癒が遅くなるためです。
自毛植毛手術にはいくつか手法がありますが、いずれにしろメスやパンチなどの器具を使って頭皮から毛根を移植する手術になるため、術後は頭皮に傷跡ができます。

通常、こうした傷口は1週間~10日ほどで、ジュクジュクした状態からカサブタとなり、その後、治癒へと向かうのですが、この期間に喫煙をしていると頭皮の血管が収縮してしまい、新陳代謝が滞って傷口が治りづらくなります。

もう1つの理由が、移植後のドナー株の定着率低下です。

喫煙によって頭皮が血行不良になり、移植した毛根が変色したり脱落してしまうリスクが高くなるため、自毛植毛手術自体が成功しても、その後の喫煙でしっかりと生えずに定着しないまま抜けてしまうことがあります。

せっかく手術をしたのですから、最高のパフォーマンスを上げるためにもせめて自毛植毛術後1週間~10日の間は喫煙をしないように心掛けることをお勧めします。

※その他、
・シャンプーの仕方(手でこすらずにぬるま湯で洗い流す程度)
・枕の選択(傷口部分を刺激しないもの)
なども注意が必要です。

こうした、術後の過ごし方についてはクリニックのドクターから説明があるはずです。自身の髪の毛の将来のためにもこの期間だけでもちゃんと守り、自身の頭皮に髪の毛が定着するのを見守っていってほしいと思います。

自毛植毛でもピットスカーが起きる?!

ピットスカー(pitscar)とは、術後、頭皮のグラフトを移植した部分に見られる凹みで、頭皮がみかんの皮のように凸凹してしまう傷です。

人口植毛手術ではほぼ100%起きる減少ですが、実は自毛植毛手術でも起こることがあると言われています。今回は、自毛植毛後にピットスカーができる原因についてまとめました。

■自毛植毛でも起こりうる「ピットスカー」の要因について

ピットスカーは、人工毛植毛手術において最も起きやすい後遺症です。

ピットスカーが起こる要因は、頭皮に異物を植え込むことによる拒絶反応のため、植えつけた部分の皮膚がへこみ、そこにカサブタ状の垢や雑菌がたまることによって生じます。

毛穴が凹むため、頭皮の見た目がみかんの皮のような状態になります。さらに頭皮が硬くなり、髪を掻き上げた際などにばれてしまうことも多いようです。

自毛植毛手術であれば、異物ではなく自身の毛根を植毛するため安心のように思えますが、実は稀に自毛植毛でもピットスカーが起こる場合があります。

その要因として、グラフト移植時の医師の手技に原因があると言われています。

株分けをしたグラフトを移植する際に、表皮よりも深い部分に毛根を押し込んでしまうと傷口が必要以上に大きくなり、ピットスカーになる要因のひとつとなります。

また、移植時のスリットサイズとグラフト株の大きさがあわない場合にも、同じくピットスカーが起こりやすいです。

医師の手技的な要因の他にも、前頭部への移植の際に額部分にまで毛根を移植してしまうとピットスカーが起こりやすいと言われています。

その上、移植株が通常よりも大きかったり、移植の密度が不十分もしくはまばらの場合、さらにピットスカーは目立ってしまいます。

額や前頭部が薄い方は、できるだけ額側に植毛したいと希望されることも多いようですが、ピットスカーが起きうる可能性もあるため、欲張りすぎずに自然な「M字型」のヘアラインを形成することが大切です。

■自毛植毛でピットスカーを回避するには

自毛植毛手術でも医師の技術力や移植範囲によってはピットスカーが生じる可能性があります。

できるだけこの後遺症を避けるためには、熟練ドクターを選び安全な範囲で植毛を行うことが、オーソドックスですが重要なポイントになります。

こちらが額近辺まで移植を希望しても、それに対してきちんと意見を言ってくれる医師であれば大丈夫でしょう。(額まで移植すれば、もっと高額請求できる…なんて考える医師がいる…わけはないと思いますが…???)

自毛植毛は自費診療ゆえ、クリニックによって治療法や方針は様々です。できるだけ危険を回避して満足のいくヘアスタイルを手に入れるためにも、複数のクリニックで実際にカウンセリングを受けて、安心できる医師、熟練の医師を選ぶことをお勧めします。

自毛植毛手術前の血液検査は必要?

自毛植毛手術を行う場合、ほとんどのクリニックが事前に血液検査を行います。
この血液検査によって、どのようなことがわかるのか、またどうして血液検査をしなければならないのかをご説明いたします。

■自毛植毛手術前に、なぜ血液検査が必要なのか?

自毛植毛手術は麻酔を使用する外科手術になります。できるだけ術中、術後のリスクを減らすためにも、患者さんのコンディションを測るために血液検査が必要になります。

なお血液検査は、手術を行うクリニックではなく他のクリニックで行ったものを提出しても問題がないと判断するクリニックが多いようです。(詳細は各クリニックに確認してください)

■血液検査でわかること

血液検査は感染症の有無を調べることが1つの目的となります。
感染症とは、「B型肝炎」「C型肝炎」、また場合によっては「エイズ」の検査を求めてくる場合もあります。
結果如何によって手術ができなくなることはほぼありませんが、感染症の有無を調べておくことはとても重要です。
現在、多くのクリニックが使い捨ての器具を使用しており、それができない場合には二重減菌などの対策を取っていますが、それでも手術に関わるスタッフに感染が及ぶ可能性が0になるとは否めません。こうした点から、血液検査が必要になるというのがまず1つの目的です。

もう1つの目的としては、手術を行う患者さんのコンディションを確認するためです。

自毛植毛手術は、局所麻酔を使用するため患者の体調やアレルギーなどによっては術後に顔の腫れなどの症状が出ることもあります。

また、血液検査の結果によっては、術中の出血量が多くなりやすい、術後の傷の治りが遅い、術後に患部が化膿しやすいといったこともあるため、安全に受けられるかどうか血液検査を事前に行っておくのがベストです。

局所麻酔ですので身体に注入する麻酔薬の量は少量ではありますが、それでも身体への負担は全くないとはいません。そういった見た目だけではわからない部分を総合的に判断する為に、血液検査が必要とされるのです。

■検査結果への過度な心配は不要

と言っても、血液検査の結果によって自毛植毛が行えないというケースは極めて稀れです。
血液検査は、手術を行う際により安全となるようリスク回避を行うための検査だと思ってよいでしょう。

ただし、既往症や麻酔やアルコール消毒などでアレルギーを起こした経験のある方は、事前にドクターにその旨を伝えてください。

血液検査の実施はもちろんですが、その他にも手術に関して心配な点があれば小さなことでもドクターに事前に相談し、安心して手術を行うことをお勧めします。

「プロペシア」を超える!?「ザガーロ」OKの名古屋のクリニックは?

今年、はじめて厚生労働省に認可された新薬「ザガーロ」。今まで薄毛治療の代表格として使用されてきた「プロペシア」を超える効果があると言われています。

まだまだ取り扱っているクリニックが少ないですが、この「ザガーロ」の効果と、処方している名古屋のクリニックについて調べてみました。

「プロペシア」よりも発毛効果が高いと証明された「ザガーロ」

今までの「薄毛治療の代名詞」は、MSD社のプロペシア(一般名:フィナステリド)というほどにまで、プロペシアは薄毛の改善効果が高いということで知られていました。

ですが、2016年6月13日に厚生労働省に認可された新薬「ザガーロ(一般名:デュタステリドカプセル)」は、プロペシアの有効成分である「フィナステリド」にかわり、「デュタステリド」という成分が配合されました。この「デュタステリド」は「フィナステリド」が制御できなかった、薄毛の原因である「1型5αリダクターゼ」にも作用することができるため、プロペシアよりも薄毛の改善効果が高いと言われています。

ここで少しだけ詳しく解説しますと、男性の薄毛の要因は、男性ホルモンであるテストステロンの働きによって「1型5αリダクターゼ」と「2型5αリダクターゼ」が発生し、薄毛の原因とはる「DHT(ジヒドテストステロン)」が生成されることによって起こります。

プロペシアには、この「DHT」を生成させる要因となる「5αリダクターゼ」のうちⅡ型を抑制することで効果を発揮してきました。

ですが、今回新しく発売となったザガーロは、5αリダクターゼの「Ⅰ型」及び「Ⅱ型」両方を阻害することができるため、既存の内服薬よりも強力な効果があるとして今後の男性型脱毛症(AGA)治療において大変注目を浴びている薬なのです。

発売元は「グラクソスミスクライン」であり、デュタステリドを有効成分とした0.1mgと0.5mgの2種類のカプセルがあります。

同薬は海外ですでに発売されており、臨床試験ではザガーロ(デュタステリド)0.5mgとフィナステリド5㎎(※プロペシア1mgの5倍量)を半年間服用するという比較試験にて、ザガーロ服用群の発毛量が30%ほど多かったという報告もあります。

■「ザガーロ」が手に入るクリニック(名古屋)

名古屋地区で「ザガーロ」が手に入るクリニックをいくつかご紹介します。

1:親和クリニック 名古屋院
自毛植毛、薄毛治療分野で有名な親和クリニックでは、ザガーロをいち早く取り入れています。また併設する研究所(日本毛髪科学研究所)と共同研究も行っているため、薄毛治療の総合的な相談をするのには非常にお勧めのクリニックです。
料金も1ヶ月分で9,250円(税抜)と良心的です。

2:イースト駅前クリニック 名古屋院
薄毛治療・ED治療専門のクリニックです。
こちらでもザガーロを処方して貰うことがきでます。料金は1ヶ月分で9,000円(税抜)です。
イースト駅前クリニック名古屋院は、内服薬による薄毛治療のみのため、将来的にどのような薄毛治療が有効かをトータル的に相談する可能性があるのであれば、自毛植毛など幅広く手掛けているクリニックに相談したほうが良いかもしれません。

3:AGAスキンクリニック 名古屋院
全国に45院を展開する、大手薄毛治療クリニックです。
ザガーロの価格はHP上には「初回4,800円」と記載があるだけなので、どのくらいの量を処方してくれるかは不明ですし、2回目以降の購入価格がかなり気になるところです。
AGAスキンクリニックは、オリジナルの治療薬や育毛プランなども多数あるため、そちらの治療に誘導される可能性が高そうです。。

サガーロは今後、国内での臨床データや症例も増えてくるでしょうし、期待できる新薬だと思います。

自毛植毛後の毛周期について

髪の毛に限った話ではありませんが、私たちの身体に生えている全ての毛には「毛周期」というサイクルがあります。肌で言うところの「ターンオーバー」に近いもので、体毛も一定のサイクルで生えてくると成長期を向かえ、やがて抜け落ち新しい髪の毛が生えるということを繰り返しています。
自毛植毛後の毛髪にも、もちろん同じように毛周期があります。実際にはどのようなサイクルで髪の毛は成長していくのでしょうか。


■毛周期の3サイクル「成長期」「退行期」「休止期」

毛髪は、頭皮からは見えない部分に皮膚内で「毛根」から栄養を取り入れ、やがて頭皮の外に向けて毛が生え始めます。毛根には「毛母細胞」という細胞があり、この細胞が分裂し始めることで毛髪が成長するための準備が整います。毛母細胞は、毛根内にある「毛乳頭」という細胞から栄養を得ることで成長していくという流れです。
毛髪が生えて抜け落ちるまでには3つのサイクルがあります。

「成長期」
成長期はおよそ2年から6年程度で、この時期には元気な髪の毛が生えそろいます。
毛髪は1本1本で寿命が異なるため、2年で抜け落ちてしまう毛もあれば、6年ほど生え続ける毛もあります。様々な寿命の毛が混じっていることで、髪の毛は一定の密度に保たれ全部が抜けてしまうと言ったことがないようになっています。

「退行期」
成長期を終えた毛髪は「退行期」に入ります。
この時期はおよそ2週間程度であり、毛根が収縮し髪の毛の成長がとまり、やがて髪の毛は抜け落ちます。
ただし毛髪が抜け落ちても毛根は来ていますので、再び成長期になると、また同じ毛穴から毛根が生えてきます。

「休止期」
2週間ほどの「退行期」を経た毛根は、3ヶ月から4ヶ月の「休止期」へと入ります。いわば冬眠期間のようなものです。この時期には髪の毛は生えることはありません。

■「ショックロス」との違い

自毛植毛を行った後に起きる症状に「ショックロス」があります。
このショックロスとは、自毛植毛手術後1ヶ月から2ヶ月ほど経った際に、一時的に移植した部分の髪の毛が抜け落ちるという現象です。原因ははっきりとはわかっていませんが、術中の麻酔の影響や、植毛した頭皮が一時的に血行不良になることで起きるのではないかと言われています。
なおこの場合は、抜け落ちてしまった毛のほとんどが「休止期」に入った毛と同じ状況になっており、数ヶ月すればまた新たな髪の毛が生えてくることがほとんどです。
ショックロスは毛周期と異なり、「術後1ヶ月から2ヶ月で大量の毛が抜ける」ことです。自毛植毛後に抜け毛が多少気になったとしても、こうした「毛周期」によって自然に抜け落ちているものですから、心配する必要はありません。
それても一部だけが異常に抜けたり、抜けてくる毛が細いなど気になる点がある際には、念のため施術してもらったクリニックに相談にいくのも良いでしょう。そういう意味でもアフターフォローを行っているクリニックを選ぶことをおすすめします。