自毛植毛手術の「株」や「グラフト」とは

薄毛の治療法として有効な自毛植毛ですが、どこで治療を行うべきか選び悩んでいる方も多いでしょう。当サイトでは自毛植毛情報とあわせて実績豊富実力派の自毛植毛クリニックの評判や口コミを掲載しています

男性の頭部写真

【基本のキ!】自毛植毛手術の「株」や「グラフト」とは

薄毛が気になりはじめると、当初はダウンタイムもなく手軽なイメージの強い投薬治療を検討もしくは行っていたものの、その効果や治療期間の長さを目の当たりにして、植毛手術を検討し始めるという流れが多いようです。

投薬による治療はあくまで対症療法のため、服用をやめると再び薄毛が進行します。そのため、治療の先が見えないとあきらめてしまう方もいます。

対して自毛植毛は、毛根の移植に成功すればほぼ永続的に毛が生え変わる上に、AGA以外の事故や怪我などによる薄毛でも、植毛によってカバーすることができる点が特徴です。

そして植毛手術について調べていくと出てくるのが、「株」や「グラフト」という言葉です。
今回はこの「株」や「グラフト」について詳しく解説します。

1つの毛穴から生えている毛は1本?

毛は頭皮の毛穴から生えていますが、1つの毛穴に1本だけ毛髪が生えているわけではありません。マイクロスコープなどで毛穴を観察すると、一つの毛穴から数本の髪の毛が生えているところもあります。

一つの毛穴からは1本~3本程度の毛が生えることが多いですが、その中で一番多いのは2本です。そして1つの毛穴から生えている毛髪は、根元部分が「毛包」という組織で包まれています。

数本の髪の毛が生えている毛包を含めた根元部分は「毛群」と呼ばれ、移植手術を行う際には、数本をひとつの毛包から移植することができるためとてもうれしい存在でもあるといえます。

この毛群(※1本毛も含まれます)が、植毛手術では「株」や「グラフト」と呼ばれます。

移植される最小単位が「株」や「グラフト」と呼ばれる

メスを使うFUT方式では、移植する部分を皮膚ごと大きく切り取った後で上記の毛群を一つ一つ取り分けます。

これは「株分け」という作業で、複数毛がある毛群もあれば1本毛であることもあります。

熟練した医師の場合は仕上がりをイメージした上で移植を行うため、本数が多い毛群は密度を増やしたい箇所に重点的に配置し、1本毛は自然な仕上がりを演出するために周辺部位などで使用します。

毛根をパンチでくり抜くFUE方式の場合は、毛根を一つ一つ採取するためFUT法のような株分けの作業はありませんが、この手法の場合は、くり抜いた毛根一つ一つが移植される「株」や「グラフト」となります。

※ちなみに「株」と「グラフト」は同じ意味です。「ドナー」と呼ばれることもあります。

※1本毛でも複数毛が集まった毛群でも、移植される際の最小単位として株、グラフトと呼ばれます。

クリニックによっては呼び名が変わることも

植毛クリニックによっては、株の毛数によって固有の名前を付けている所もあります。

例えば、1本毛の株をマイクログラフト、2~3本毛の株をフォリキュラーグラフト、4,5本毛の株をダブルフォリキュラーグラフトといった具合です。

いずれにせよ本数によってそれぞれに最適な利用法があるため、役割にあわせて移植をすることが大切です。

植毛手術ではどのくらいの株数を移植するのか

1株といっても1本から3本程度まで色々な状態があるため、一概に「○株」が必要とは言いにくいですが、平均本数である2本毛を1株として計算した場合、例えば1,000株であれば2,000本の髪の毛を移植することができます。
この数ですと、割と比較的進行した剃り込み部(M字ハゲ)をカバーすることができます。

その他、前頭部の薄毛(中等度のU字ハゲ程度)や頭頂部(同じく中等度のO字ハゲ)もカバーできるでしょう。

なお、以前は一度に大量株を移植すると定着率が落ちるため複数回に分けて手術を行うことがありましたが、最近は手術器具が進化したことと医師の技術力が上がっていることあり、一度のメガセッションで移植することも可能となってきました。

植毛は、一人ひとりの状態にあわせてカスタマイズした手術プランが必要になるため、費用や手術法、ダウンタイムなどが気になる際には一度クリニックで専門家に相談してみることをお勧めします。