植毛手術のミニグラフトやマイクログラフト法とは

薄毛の治療法として有効な自毛植毛ですが、どこで治療を行うべきか選び悩んでいる方も多いでしょう。当サイトでは自毛植毛情報とあわせて実績豊富実力派の自毛植毛クリニックの評判や口コミを掲載しています

男性の頭部写真

植毛手術のミニグラフトやマイクログラフト法とは

薄毛治療には薬剤を用いた投薬治療と、外科手術による植毛治療が中心ですが、どちらの分野も様々な研究や実験によって治療法が進化してきました。

その中でも植毛治療の歴史はかなり古く、その発祥は1960年代までさかのぼります。

薄毛の原因は、科学や医療が発達した現代でも完全には解決できていませんが、歴史ある植毛治療の技術は数十年の間に格段に進化し、原罪では薄毛治療に有効であるときちんと認められる治療になっています。

技術分野においては様々な術式やアプローチ法が開発されていますが、その中で「マイクログラフト法」、「ミニグラフト法」というものがあります。

今回はこれら二つに焦点を当てて、どのようなものなのか見ていきたいと思います。

マイクログラフト法・ミニグラフト法とは

植毛治療が開発された黎明期である1960年代頃は、アメリカの医師が開発したパンチグラフト法という術式が用いられていました。

これは直径3mm~4mmの円形上のメスを使って後頭部からドナーの採取を行って移植部位に移植するものでした。

一度に15本程度の本数を移植することができるため効率の面ではいいように見えたのですが、移植したドナーの定着率が悪い点が課題でした。

一度に多くの移植を実行すると定着率が悪くなるということに気付いた研究者は、パンチグラフトで採取されるドナーをもっと小分けにし、4本~6本前後の本数で植え付ける方法を考えました。

これが「ミニグラフト法」といわれるものです。

その後、さらに小分けにして1本~3本程度の本数で移植する植毛手術が、マイクログラフト法と呼ばれるものになりました。

マイクログラフト法・ミニグラフト法とは植毛治療の創生期に生まれたパンチグラフト法という原型に改良を加えた術式ということができます。

マイクログラフト・ミニグラフトのメリット・デメリット

パンチグラフト法から第一次的に派生したミニグラフト法は従来に比べてグラフトが小型化したとはいえ、マイクログラフトよりは大きいためボリュームを出しやすいという点でアドバンテージがあります。

地肌が気になる範囲が広い箇所に実施することで比較的容易にボリューム感を出すことができます。

反面、緻密なデザインには不向きで、デザイン性よりもボリューム優先の箇所に積極的に実施すると有効です。

マイクログラフト法はミニグラフト法よりも緻密なデザインが可能で、熟練した医師がより自然な仕上がりを演出するために微調整のようなイメージで実施されることもあります。

反面技術力が必要で、時間もかかるのがデメリットといえます。

ミニグラフト法とマイクログラフト法はどちらか一択ではなくて、双方の優位性が発揮できるように組み合わせて行うことが望まれます。

どんな薄毛に用いられるのか

自毛植毛手術の技術が発達した現代では、ミニグラフト法もマイクログラフト法もあまり積極的には採用されません。

同じ株分けを行うという手術としてはFUT式というものがあり、この手法は生着率を高めるように毛包単位で移植するため、移植成功率の面では優位になります。

また毛根をくり抜くという手法としてはFUE式がありますが、こちらはより毛根に負担をかけないようにしてくり抜くことができるのでやはり移植後の生着率が高くなっています。

現在の植毛手術ではFUT式もしくはFUE式によって治療が行われることが多くなっています。特にFUE式はメスでドナーを皮膚ごと切り取るFUT式より負担が少なく済むため最近の主流となりつつあります。

とはいえ、FUT式は大量の移植を得意とすることもあるため、実際の薄毛の状態や部位にあわせて最適な治療法を選択することが大切です。少しでも気になることがあれば専門医に相談することをお薦めします。