AGA育毛治療の外用薬として最もメジャーな治療はミノキシジルです。
1999年に厚生労働省に認可されており、育毛治療の草分け的な薬です。
ミノキシジル自体が髪の毛に直接的に作用するのではなく、血管を拡張する作用によって頭皮の血行をよくする治療薬です。もともと高血圧の患者向けの経口血圧降下剤として使用されていましたが、副作用として多毛症の報告があったため、男性の薄毛治療に効果的であると判明した薬です。市販薬としては、ロゲインやリアップがありますが、内服薬に関しては、日本では血管や心臓への負担などの安全性の面を配慮して、大正製薬のリアップのみが認可されています。
外用薬として使用する際には頭皮にふるかけるタイプのものが主流で、頭皮の血行を促進し毛細胞の分裂を活性化します。
ミノキシジルとフィナステリドは併用で使用することが多く、併用することで相乗効果を発揮するといわれています。フィスナテリドによって脱毛促進作用のある酵素の分泌を抑制し、ミノキシジルによって発毛因子を刺激するというサイクルになります。