自毛植毛クリニックの評判や口コミを東京・名古屋・大阪エリアを中心に掲載しています。

薄毛の治療法として有効な自毛植毛ですが、どこで治療を行うべきか選び悩んでいる方も多いでしょう。当サイトでは自毛植毛情報とあわせて実績豊富実力派の自毛植毛クリニックの評判や口コミを掲載しています

男性の頭部写真

<速報>親和クリニックで人気の【MIRAI法】が料金改定!!

名古屋で人気の自毛植毛クリニックのひとつ、親和クリニックが2018年4月に料金改定したようです。

結論からいうと、早めに自毛植毛をしたいと考えている人にはますますお得な料金体系になったという感じです。

詳細についてまとめました。

 <目次> 
・親和クリニックで人気のMIRAI法とは?
・今までの料金体系と比較するとどの程度お得?
・名古屋の近隣で人気の植毛クリニックの価格は?
・結論!大量植毛の場合、どこが一番お得なの?


■親和クリニックで人気のMIRAI法とは?

「切らないMIRAI法」は、親和クリニック名古屋院で一番人気の自毛植毛手術です。

MIRAI法では、後頭部から元気な毛根を採取し、
医師が専用のパンチを使って1本ずつ気になる頭部に移植を行っていく手術です。

ワンランク上のNC-MIRAI法は、後頭部を刈り上げることなく医師が1本1本毛根を採取するため、
よりばれずに自然な形で手術を行うことができますが、価格が少し上がるため、
費用対効果を優先する方の場合は、こちらを選ぶことも多いようです。


なおいずれの手術法でも、
親和クリニックには医師をはじめ医療チームが経験豊富なスタッフが揃っているため、
他クリニックではなかなかできない大量植毛を短時間で高い生着率で実施することができる点が
高く評価されています。

↓人気の理由

・大量×高密度植毛によって、自然なヘアスタイルに
・生着率が高く、術後も抜け落ちることが少ない
・頭頂部など広範囲への植毛も最小限の手術時間で可能
・高い技術力ゆえ、術後のリカバリーも早い


そのため

・植毛手術をしたことがバレたくない
・できるだけ自然なヘアスタイルにしたい
・できるだけ短時間で負担なく手術を行いたい
・手術後は早く会社に復帰したい

といった方に選ばれることが多いようです。



■今までの料金体系と比較するとどの程度お得?

そして今回、この人気治療であるMIRAI法の植毛料金が改定されました。

新旧を比べると以下のような感じです。


【今まで】切らない自毛植毛MIRAI法

1.基本料金

 200,000円

2.植毛費用

 1000株以内  1,200円/株
 1001株~2000株 1,000円/株
 2001株以上  800円/株


新しい料金は以下になります。

【これから】切らない自毛植毛MIRAI法

1.基本料金

 200,000円

2.植毛費用

 一律 900円/株


今までは移植本数によって1本あたりの植毛費用が異なっていましたが、
今回の料金改定ですべて一律@900円で移植できることになったということです。

これは、一言でいってしまうと、移植本数が2,000株以下の場合は、
ますますお得になった!!ということになります。

では2,000株だったら、どのくらいの範囲をカバーできるの?という点が気になりますよね!

親和クリニックのサイトには薄毛の症状別で移植目安本数が記載されています。

それによると、

1.浅めのM字

感覚的にはおでこ2センチ程度といった感じでしょうか。
この場合は移植目安本数が1,000~1,500本(株数でいうと400~600株)という風に記載されています。

仮に1,250本(500株と想定)だった場合、

【旧】基本費用200,000円 + 1,200円×500株 = 800,000円
【新】基本費用200,000円 +  900円×500株 = 650,000円

と、新料金のほうが 15万円ほどお得になります。

2.やや深めのM字

こちらは指2本分以上、4センチほどといったところでしょうか…?
(※あくまで目安なので実際の本数はクリニックにご確認ください)

この場合は移植目安本数が2,000~3,000本(株数でいうと800~1,200株)という風に記載されています。

仮に2,750本(1,100株と想定)だった場合、

【旧】基本費用200,000円 + 1,000円×1,100株 = 1,300,000円
【新】基本費用200,000円 +  900円×1,100株 = 1,190,000円

と、こちらは11万円ほどお得になることになります!

3.頭頂部の薄毛

つむじ付近から薄毛になっていったパターンでは、植毛費用はいかがでしょうか。

この場合は移植目安本数が1,250~2,500本(株数でいうと500~1,000株)という風に記載されています。

仮に1,875本(750株と想定)だった場合、

【旧】基本費用200,000円 + 1,200円×750株 = 1,100,000円
【新】基本費用200,000円 +  900円×750株 = 875,000円

と、こちらは 22.5万円ほどお得になることになります。

4.前頭部+頭頂部の薄毛

つながってはいないものの、つむじ付近からも薄毛になりつつ、おでこも薄毛になってきている場合はどうでしょう。

この場合は移植目安本数が2,500~3,750本(株数でいうと1,000~1,500株)という風に記載されています。

仮に3,125本(1,250株と想定)だった場合、

【旧】基本費用200,000円 + 1,000円×1,250株 = 1,450,000円
【新】基本費用200,000円 +  900円×1,250株 = 1,325,000円

と、こちらは  32.5万円ほどお得になることになります。

5.前頭部と頭頂部がつながった全体的な薄毛

全体的に薄毛がかなり進行して、額とつむじがつながった全体的な薄毛の場合にはどうでしょうか。

この場合はさすがに本数もかなり増え、
移植目安本数が5,000~7,500本(株数でいうと2,000~3,000株)という風に記載されています。

仮に6,000本(2,500株と想定)だった場合、

【旧】基本費用200,000円 + 800円×2,500株 = 2,200,000円
【新】基本費用200,000円 + 900円×2,500株 = 2,450,000円

と、この場合のみ旧料金のほうがお得で、25万円ほどアップになってしまいます。 

つまり結論は、

全体的な薄毛になっていない状態であれば
新料金体系はかなりお得で、
場合によっては30万円程度安く済ませられる!!

ということになるようです。


■名古屋の近隣で人気の植毛クリニックの価格は?

しかしそうすると、
全体的に薄毛が進行したケース(植毛本数5,000本以上)で植毛手術を検討している場合は
どこのクリニックに相談するのが一番お得なのでしょう。

そこで名古屋で人気の自毛植毛クリニック3院で調べてみました。

1.アイランドタワークリニック


基本治療費用  200,000円
1グラフト当たり 1,200円

2.高須クリニック


300本  500,000円
400本  600,000円
500本  700,000円
600本  800,000円
800本  1,100,000円
1,000本  1,300,000円

最新技術を使った大量植毛を可能にしているクリニックはまだまだ少ないため、
高須クリニックの場合は、移植本数は1,000本までが一般的のようです。


3.二ドークリニック


二ドークリニックは1センチあたり150本の植毛を想定して料金を算出しています。

3cm2 450本 360,000円
5cm2 750本 500,000円 (生え際の両端が後退した状態)
8cm2 1,200本 686,000円 
10cm2 1,500本 800,000円 (生え際がかなり後退した状態)
12cm2 1,800本 906,000円
15cm2 2,250本 1,050,000円 (後頭部が円形に脱毛した状態)
20cm2 3,000本 1,250,000円
25cm2  3,750本 1,462,500円
30cm2 4,500本 1,650,000円 (前頭部+頭頂部全体が脱毛した状態)


4.スキンクリニック


1,000本 350,000円
1,500本 480,000円
2,000本 630,000円
2,500本 750,000円
3,000本 880,000円

スキンクリニックは「PNH植毛」という独自の植毛法を行っています。

内容はFUT法によるもので、後頭部の皮膚を短冊上に採取し、
そこからChoi式植毛器を使用して毛穴単位で移植を行うため、Single&Bundle Hairへとカッティングされます。

(運営者補足)
ただしこの技術は、現在他クリニックで行われている
大量植毛・高密度植毛と比較すると少し昔の技術である可能性があります。

またサイトを見る限りでは、クリニック全国7院に対して執刀可能な医師が2名しかいないため、
手術を受けられる日時が限られている可能性もあります。

よって実際にカウンセリングに行った際に、
最新の情報(生着率や手術時間、実績など)を確認したほうが良いかもしれません。


■結論!大量植毛の場合、どこが一番お得なの?

上記の通り、単純に料金の割安感でいうと、


▼スキンクリニック名古屋院
▼二ドークリニック名古屋院
▼親和クリニック名古屋院
▼アイランドタワークリニック名古屋院

※高須クリニックは本数が少ない分割高なのでランク外にしました。


という順番になります。

ただしここからがポイントで、最近人気の大量×高密度植毛手術を可能としているのは
サイトを見る限りでは親和クリニックとアイランドタワークリニックのみです。

それぞれのクリニックが独自の植毛手術を採用していますが、内容はかなり異なっているように感じます。

なお、同じ大量植毛を行うアイランドタワークリニック名古屋院と親和クリニック名古屋院でいうと、


■アイランドタワークリニック

基本治療費用  200,000円
1グラフト当たり 1,200円


■親和クリニック

基本治療費用  200,000円
1グラフト当たり 900円


となるため、価格で考えると
親和クリニックのほうが面積や本数に関係なくお得になります。

具体的な範囲別でどれだけ違ってくるか見てみましょう。


1.浅めのM字


仮に1,250本(500株と想定)だった場合、

【アイランド】基本費用200,000円 + 1,200円×500株 = 800,000円
【親和クリニ】基本費用200,000円 +  900円×500株 = 650,000円


2.やや深めのM字


仮に2,750本(1,100株と想定)だった場合、

【アイランド】基本費用200,000円 + 1,200円×1,100株 = 1,520,000円
【親和クリニ】基本費用200,000円 +  900円×1,100株 = 1,190,000円


3.頭頂部の薄毛


仮に1,875本(750株と想定)だった場合、

【アイランド】基本費用200,000円 + 1,200円×750株 = 1,100,000円
【親和クリニ】基本費用200,000円 +  900円×750株 =  875,000円


4.前頭部+頭頂部の薄毛


仮に3,125本(1,250株と想定)だった場合、

【アイランド】基本費用200,000円 + 1,200円×1,250株 = 1,700,000円
【親和クリニ】基本費用200,000円 +  900円×1,250株 = 1,325,000円


5.前頭部と頭頂部がつながった全体的な薄毛


仮に6,000本(2,500株と想定)だった場合、

【アイランド】基本費用200,000円 + 1,200円×2,500株 = 3,200,000円
【親和クリニ】基本費用200,000円 +  900円×2,500株 = 2,450,000円



上記はあくまで概算で、植毛密度や範囲はクリニックによって異なります。

とはいえ多少の目安にはなるかと思いますのでご参考になれば幸いです。

※上記金額は、サイトなどをもとに算出した概算です。
実際に必要な移植本数など詳細が知りたい際にはクリニックに診察に行かれることをお勧めします。
親和クリニックの価格改定後の料金ページはこちら

女性に多いびまん性脱毛症の植毛費用

薄毛というと男性特有のものと思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。

男性に限らず女性でも、抜け毛や薄毛の悩みを抱えることが多くなってきました。

仕事を持ち社会で活躍する女性が増えたことによってストレスを抱えることが多くなったことや、パーマやカラーを定期的に行うなどで男性以上に髪に負担をかけていることが多いことも原因の一つです。

そして女性の場合、男性の薄毛とは原因はもちろん薄毛の進行具合が異なることが多く、特に女性に多いのがびまん性脱毛症という薄毛の症状で、更年期前後の40代~50代に多いですが、もっと若い人でも発症することがあります。

今回は女性に多い薄毛の症状であるびまん性脱毛における植毛治療を考えてみます。


びまん性脱毛とは

「びまん性」とは、症状の原因がはっきりせずに全身や該当部位全体など広い範囲に広がってできている症状を言い、医療現場では、びまん性汎細気管支炎やびまん性外耳道炎といったものもあります。

薄毛というと、男性の場合は頭頂部から薄くなるか額の生え際から後方に薄くなっていくイメージが一般的ですが、女性の場合は頭髪全体が薄くなることが多く、そのためびまん性脱毛症と呼んでいます。

男性の薄毛では男性ホルモンの影響が大きいですが女性の場合は女性ホルモンが関係しており、頭髪全体で少しずつ髪の毛が細くなったり抜け毛が徐々に増えたりして髪の毛のボリュームが減っていきます。

実際には、男性よりも長い髪のことが多いので、全体的な薄毛を気にするよりも髪の分け目や額の生え際の毛の密集度が薄くなってくることで薄毛を意識することが多いです。

「髪の分け目から見える地肌が気になる」、「つむじ付近の肌が見えるようになってきた」「生え際の毛が薄くなってきて肌が目立つ」などとして感じられるようになります。

男性と違って女性の場合は、全体の薄毛というよりも分け目や生え際など部分的な薄毛を気にすることが多いです。

びまん性脱毛症の治療法

びまん性脱毛症は様々な原因が複雑に絡み合って起きることが多いため、治療が難しい症状です。

女性ホルモンのバランスが崩れることが主な原因ですが、さらに食生活や生活習慣、ストレスなどが絡み合うことで抜け毛や脱毛を引き起こします。

女性の薄毛治療では女性用薄毛治療薬「パントガール」を使用した投薬治療や、アクシダーム・メソセラピーによる導入治療などがありますが、一定期間内にしっかりと毛量を増やしたいという場合は自毛植毛治療を選択することもよいでしょう。

自毛植毛手術は幅広い部位に対応することができる上に、必要な個所に必要なだけ確実に毛量を増やすことができます。

びまん性脱毛症に植毛手術をした場合の費用について

 
びまん性脱毛は頭髪全体で進むため、全体をトータル的に改善したいという場合は高密度で部分的な植毛を可能とする自毛植毛治療では逆に難しいものになります。この場合技術的に難しいだけではなく、費用面でもかなり高額となります。

女性の場合は生え際や分け目を特に気にするケースが多いため、自毛植毛手術を行う場合は目立つ部分に集中して移植を行うことでコストを抑えつつ満足度が高い植毛手術を行うことができます。

症状や希望する密度によって植毛費用は変わってきますが、例えば50代以上で薄毛が相応に進行した場合に前頭部から頭頂部までに続く分け目のラインを植毛手術によって目立たなくした場合、100~150万程度かかるのではないでしょうか。

もちろん薄毛の進行がそれほど進んでいなければ少ない移植ドナーで対応することができるため価格ももっと安くなります。

頭頂部などの軽い薄毛をカバーする際には50万円程度で済むこともあります。

なお上記費用はあくまで概算です。実際にはクリニックや手術法によって大きく異なるため、分け目や生え際の薄毛が気になる際には一度植毛手術を手掛けているクリニックに無料カウンセリングなどで相談してみるのが最も確実です。

サイトに掲載されている費用もあくまで一般例のため、自分の薄毛の状況を確認してもらった上で必要な移植数を医師に確認してもらい、きちんと見積をもらうことで確実な数字を知ることができます。

パントガールなどの投薬治療も根強い人気がありますが、継続した服用が必要になるためトータルでかかるコストが分からない点に不安を持つ方も多いようです。

自毛植毛の場合、一見すると高くも見えるかもしれないのですが、一度の手術でしっかり効果を出すことができるため、短期間で確実にボリュームを出したいという場合にはお勧めです。

植毛手術後の包帯やガーゼはいつまでつけるべき?

自毛植毛手術は、薬による薄毛治療と異なりネットなどでも情報がそれほど多くないこともあってか、手術後の経緯やアフターフォローの部分で不安を覚えることも多いようです。

確かに外科治療となるため、術後はダウンタイムが発生します。他の手術でも同様ですが術後はできるだけ激しい運動等をせずに傷が早く治るようにケアをすることが大切です。

植毛手術ではメスを使うもの(FUT法)と使わないもの(パンチによる移植・FUE法)の2方式が一般的ですが、この術式によって術後の傷跡やカサブタができる期間もかなり異なります。

できるだけ術後はすぐに仕事や普段の生活に復帰したいという場合は、少し手術費用は高くなる可能性がありますがメスを使わないFUE法を選択すると良いでしょう。

できるだけ早く職場復帰したい際には、特に術後の包帯やガーゼを早くはずしたいと思うものです。今回は改めて自毛植毛治療の流れを確認し、包帯やガーゼをどの程度で外することができるのか、また外した後の注意点について解説します。


自毛植毛手術の流れ

植毛手術は、後頭部の毛根を薄毛が気になる部位に一つ一つ植え込んでいくため特殊な技術力や経験が必要な治療です。外科医であれば誰でもができる手術ではありません。

植毛手術後の傷や痛みを最小限にとどめたいと思う場合に最も気にしなければいけないことは、執刀する医師の技術力です。最近では経験豊富な看護師も増えており、医師を中心としたチーム医療によってよりスピーディ且つ高密度で植毛を行うことができるクリニックも出てきていますが、医療行為である点を踏まえると、費用や立地、クリニックの豪華さなどで選ぶのではなく、医師をはじめとする医療チームの技術力と経験、実績を持って選ぶことが最も重要になるでしょう。先に結論を言ってしまうと、これが術後のダウンタイムを最小限に抑える近道です。

クリニックを選び実際に手術を行うことになった際には、事前に医師と治療方法や移植本数、デザインについてなど十分に話し合った上で手術を迎えることになります。

手術当日については、多くの方が麻酔で寝ているとあっという間に終わっていたと感じることが多いです。術後はドナーを採取した後頭部と移植部位に傷ができていますので、ここにガーゼを当て包帯を巻いて帰宅します。

ドナー採取部の後頭部には、メスを使用するFUT式では傷を縫合するための糸が通っており、FUE式の場合はパンチでくり抜いた小さな穴がぽつぽつとあります。

どちらも微量ながら出血していますので、これを手当てするために清潔なガーゼと固定する包帯が必要になります。

包帯は、上からニット帽などを被るので人目を避けることができます。

なお手術当日は患部を水に濡れないようにします。また出血を避けるために飲酒や入浴、運動などの血流が良くなる行為は控えなければなりません。入浴は、首から下のみシャワーのするようにします。

そして手術翌日にはもう一度クリニックを受診すし、この際にガーゼを外し傷の状態を確認します。クリニックや術後の状態にもよりますが、一般的にはこのタイミングで後頭部のガーゼを外して、移植部位のみに新しい清潔なガーゼを再度あてることが多いです。その後、数日後に患部に当てているガーゼを外すために再来院します。

もちろん医師の指示に従う必要がありますが、この段階からシャンプーや飲酒、軽い運動も次第に可能になります。

なおFUT式術の場合は抜糸の必要があるため、数日~数週間後に再度通院します。

包帯やガーゼを取った後も注意が必要

術後のガーゼや包帯は微量な出血を吸収するだけではなく、圧迫効果によって出血を抑えて早期に傷を治すという役割もあります。さらに寝ている時に無意識に傷を掻いてしまったり、外出中に街中や電車で誰かの手が急に頭に触れるというような突発的な外部からの刺激などを防ぐ役割もあります。

術後にガーゼや包帯を取れると外出はしやすくなりますが、外部の刺激や接触に合う可能性が高まるということは覚えておく方がよいでしょう。例えばクシやブラシで髪をとかす際も、意識していないとブラシが傷跡に引っかかってしまい、再出血を起こす危険もあります。

またしばらくはカサブタが残るので、これを無理に剥がしてはいけません。かゆくても患部を強く掻いたりせず、しばらくはできだけデリケートに扱うことが大切です。

カツラや帽子・ヘルメットはいつからかぶれる?

植毛手術後の頭皮はとてもナーバスな状態です。特に手術後2日(48時間)は、移植した毛根が頭皮に定着するためにとても大切な期間になるため、できるだけ頭皮に刺激などを与えない状態で過ごす必要があります。
この期間はできれば帽子やヘルメットなどの装着は避けるようにしてください。通勤でバイクなどを使用している方も、できれば1週間ほどはバイクは使わずに徒歩やバスなどの別の乗り物を使うほうがよいでしょう。また、自毛植毛手術を行う方の中にはカツラを日常的に使用している方もいらっしゃいますが、カツラも装着する際に頭皮を圧迫するため、最低でも3日、できれば1週間ほどは装着を避けていただくほうが無難です。

快適な術後を送るためにも夏場はムレに注意

術後の出血を防ぐために包帯やガーゼを使用しますが、止血するために比較的しっかりと包帯を巻くことになるため、特に夏場は包帯を巻いた部分が汗で蒸れてしまうこともあります。もちろんシャワーを浴びるまでのほんの少しの辛抱ではありますが、できるだけ帰宅の際などには時間に余裕をもち、また就寝の際には部屋を涼しい状態にするなど、できるだけ汗をかかないように気を付けることも、快適な術後の生活を送るポイントになるかもしれません。

男性に一番多い薄毛タイプは「M字型」って本当!?

繰り返しになりますが、男性の薄毛はおよそ3つに分類されます。

M字型、U字型、O字型という言葉はよく聞きますが、まさに薄毛の状態を表しているものです。

この中で一番多い薄毛の症状はというと、M字型の薄毛です。

(あなたの周りでもそうではないでしょうか??)

これにはきちんとした理由があります。なぜM字型の薄毛が多いのかを把握することで植毛治療の有効性も見えてきます。


なぜ額の剃りこみ部分=M字は禿げやすいのか?

額の剃り込み部位が薄毛になりやすいのには理由があります。

男性の薄毛には、体内で発生するジヒドロテストステロン(DHT)という物質が大きく関係しています。

このDHTは、毛根に対して「脱毛しなさい!」という恐ろしい指令を発することでヘアサイクルを乱し、髪の成長期間を極度に縮めてしまいます。

DHTの本当の役割は何かというと、もともとはテストステロンという薄毛を引き起こさない男性ホルモンであったのですが、酵素の一種である5αリダクターゼと結びつくことで、恐ろしいDHTという物質に変化します。

なお、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、より悪さをするのがⅡ型とされています。このⅡ型が曲者で、頭部の中でも剃り込み部位に特に多く存在するのです。

そのため当該部位で薄毛が発生しやすく、また進行も早くなります。

つまり剃りこみ部分(M字部分)には、薄毛になる原因物質が他の部位よりも多く存在するため投薬治療や導入治療を行っても原因物質の影響が特に大きい部位のため治りにくく、「M字型の薄毛は治りにくい」と言われるのも、まさにDHTのせいなのです!

さらに、薄毛の犯人であるDHTの悪影響を介助するという意味で剃りこみ部分にはもうひとつ薄毛になりやすい要因があります。

それは、血行不良です。

頭皮と接している剃り込み部位は皮膚が固くなりやすいため柔軟性を失いやすい上に、眼精疲労などによって目元周辺の筋肉が緊張、硬直することが多いため、近辺の皮膚(=生え際ライン)も固くなりやすい傾向にあります。

M字型の薄毛はGHTが多いため薬が効きにくく、さらに血行不良になりやすい部位でもあるため、薄毛になりやすく、さらに治りにくい部位なのです。

M字ハゲに効果的な治療はどれ?

薬が効きにくい箇所であっても、髪の毛を移植する植毛手術であれば絶対的に毛数を増やすことができます。

さらに植毛の場合、毛根が定着すればほぼ永続的に毛が生え変わってきます。移植元となり後頭部の毛根は、DHTの脱毛シグナルの影響を受けない性質があり、この性質は移植後も失われないからです。

移植毛周辺の毛根はDHTの影響を受けるので、将来に渡ってできる限り薄毛を防ぎたいという場合はプロペシアなどを併用して進行を抑制すると良いでしょう。

弱ってしまった毛根は薬が効きにくいですが、元気なうちからDHTの影響から守ることは、薄毛の予防・抑制になります。

M字ハゲ部分(剃り込み)への植毛費用はどれくらいか

M字の剃り込み部位に植毛するにはどれくらいの費用がかかるのでしょう。

比較的軽度のM字ハゲを「M1型」、より進行したものを「M2型」と呼びますが、目安としてはM1型が60万円程度、M2型の場合は100万円程度かかることが多いです。

しかしM字がごく初期の状態の場合は、植毛費用が30万円程度で済むこともあります。

植毛手術は一人ひとりの髪の状態や部位、密度によって移植費用も大きく異なるため、費用面が不安で手術を躊躇している場合は、まずはクリニックに行き、実際に自分の状態の場合ではどの程度の手術費用になるのかを専門家に算出してもらうとよいでしょう。

また、より自然なヘアスタイルにするためには、薄毛になっている部分だけではなくその周辺にも多少移植をするなど医師の技術力とあわせてデザイン力も求められます。クリニックによって医師の経験年数や症例数はかなり異なるため、一度の手術でしっかり定着させるためにも、面倒くさがらずに数件のクリニックにカウンセリングに行き、自身の目で医師の対応や症例などを確かめることをお薦めします。

■株数でどのくらい変わるの?(関連記事)

関連するその他の記事はこちらです。

自毛植毛500株、薄毛をどのくらいカバーできる?

自毛植毛1,000株!カバーできる範囲はどこまで!?

自毛植毛後に腫れ?!起こりうるトラブルについて

【基本のキ!】自毛植毛手術の「株」や「グラフト」とは

薄毛が気になりはじめると、当初はダウンタイムもなく手軽なイメージの強い投薬治療を検討もしくは行っていたものの、その効果や治療期間の長さを目の当たりにして、植毛手術を検討し始めるという流れが多いようです。

投薬による治療はあくまで対症療法のため、服用をやめると再び薄毛が進行します。そのため、治療の先が見えないとあきらめてしまう方もいます。

対して自毛植毛は、毛根の移植に成功すればほぼ永続的に毛が生え変わる上に、AGA以外の事故や怪我などによる薄毛でも、植毛によってカバーすることができる点が特徴です。

そして植毛手術について調べていくと出てくるのが、「株」や「グラフト」という言葉です。
今回はこの「株」や「グラフト」について詳しく解説します。

1つの毛穴から生えている毛は1本?

毛は頭皮の毛穴から生えていますが、1つの毛穴に1本だけ毛髪が生えているわけではありません。マイクロスコープなどで毛穴を観察すると、一つの毛穴から数本の髪の毛が生えているところもあります。

一つの毛穴からは1本~3本程度の毛が生えることが多いですが、その中で一番多いのは2本です。そして1つの毛穴から生えている毛髪は、根元部分が「毛包」という組織で包まれています。

数本の髪の毛が生えている毛包を含めた根元部分は「毛群」と呼ばれ、移植手術を行う際には、数本をひとつの毛包から移植することができるためとてもうれしい存在でもあるといえます。

この毛群(※1本毛も含まれます)が、植毛手術では「株」や「グラフト」と呼ばれます。

移植される最小単位が「株」や「グラフト」と呼ばれる

メスを使うFUT方式では、移植する部分を皮膚ごと大きく切り取った後で上記の毛群を一つ一つ取り分けます。

これは「株分け」という作業で、複数毛がある毛群もあれば1本毛であることもあります。

熟練した医師の場合は仕上がりをイメージした上で移植を行うため、本数が多い毛群は密度を増やしたい箇所に重点的に配置し、1本毛は自然な仕上がりを演出するために周辺部位などで使用します。

毛根をパンチでくり抜くFUE方式の場合は、毛根を一つ一つ採取するためFUT法のような株分けの作業はありませんが、この手法の場合は、くり抜いた毛根一つ一つが移植される「株」や「グラフト」となります。

※ちなみに「株」と「グラフト」は同じ意味です。「ドナー」と呼ばれることもあります。

※1本毛でも複数毛が集まった毛群でも、移植される際の最小単位として株、グラフトと呼ばれます。

クリニックによっては呼び名が変わることも

植毛クリニックによっては、株の毛数によって固有の名前を付けている所もあります。

例えば、1本毛の株をマイクログラフト、2~3本毛の株をフォリキュラーグラフト、4,5本毛の株をダブルフォリキュラーグラフトといった具合です。

いずれにせよ本数によってそれぞれに最適な利用法があるため、役割にあわせて移植をすることが大切です。

植毛手術ではどのくらいの株数を移植するのか

1株といっても1本から3本程度まで色々な状態があるため、一概に「○株」が必要とは言いにくいですが、平均本数である2本毛を1株として計算した場合、例えば1,000株であれば2,000本の髪の毛を移植することができます。
この数ですと、割と比較的進行した剃り込み部(M字ハゲ)をカバーすることができます。

その他、前頭部の薄毛(中等度のU字ハゲ程度)や頭頂部(同じく中等度のO字ハゲ)もカバーできるでしょう。

なお、以前は一度に大量株を移植すると定着率が落ちるため複数回に分けて手術を行うことがありましたが、最近は手術器具が進化したことと医師の技術力が上がっていることあり、一度のメガセッションで移植することも可能となってきました。

植毛は、一人ひとりの状態にあわせてカスタマイズした手術プランが必要になるため、費用や手術法、ダウンタイムなどが気になる際には一度クリニックで専門家に相談してみることをお勧めします。

「眉毛が薄い…」植毛手術は有効か?

一般的に植毛と言えば、つむじや額などの薄毛の部分に毛根を移植することを想像しますが、最近は眉毛が短いことや全体的にボリュームが少ないことを気にされて植毛のカウンセリングに来る人も増えています。

特に女性と違ってメイクをする機会がほぼない男性の場合、眉毛へ移植することによって男らしく見えるなど、見た目のイメージが変わることもあります。

実は頭髪に限らず、眉毛、まつ毛、ヒゲ、わき毛、アンダーヘアといった部分への植毛移植も可能で、植毛クリニックでも対応しているところもあります。この中でも今回は眉毛への自毛植毛について考えてみます。

眉が薄くて気にしている人は意外と多い

頭髪ほどではないにしても、眉毛の濃さや長さに悩みを抱えている方は、特に男性で多く見受けられます。

眉毛は頭髪のように伸ばしてスタイルを整えることができず、生まれ持った眉毛の状態で固定されますが、眉は人の印象を左右する重要なパーツとも言うほどで、眉の長さや形が見た目の印象に強く影響します。

眉の一部が欠損していて人相が悪く見られた、キリッと見せたいのに下がり眉で頼りない印象に見られるなどといった声もよく聞きます。

人は心理学的に見た目通りの性格や行動をとらなければならないと無意識に考えてしまうため、自分の性格さえも左右してしまうこともあります。

また事故や怪我で眉の一部が欠損してしまった場合も、移植によって以前の状態に戻すことも可能です。(症状や医師の診察によっては手術ができないこともあります)

薄い眉を濃くするのには

女性は普段からアイブローペンシルなどで眉を書いている人もいますが、男性でもごく一部の欠損であればこのようなメイク道具でカバーすることができるでしょう。

ただ男性の場合、「眉を描く」という行動をあまり人に知られたくないでしょうし、忙しい朝に毎日そんな面倒なことをするのも大変です。

こういった事情もあり、特に男性の眉毛への自毛移植は意外と需要が多いのです。

眉への植毛について

眉毛の場合も、自分の頭髪を移植することができます。

より定着率を上げる意味では移植ドナーを眉毛から採取するのがベストですが、そうはいっても眉毛はそこまで面積も広くないので、頭髪から移植するのが一般的です。

多くの場合、頭皮の薄毛治療同様に、後頭部や側頭部からドナーを採取します。

この時重要なのは、眉毛とできるだけ似ている太さ・柔らかさを持つドナーを選ぶことです。頭髪と眉毛はどうしても性質が異なるので、移植後の支障を減らすためにできるだけ性質が近いドナーを利用するのが望ましいものです。

元々の眉毛と随分異なる太さ、色味の毛髪を移植すると、見た目がよくなるどころかちぐはぐな印象を与えてしまうでしょう。

正直この移植毛の見極めは、医師の経験や腕に左右されます。人によって眉毛が太かったり細かったりするので、それに近いドナーを用いなければ見た目に不自然さが出てしまいます。そのため眉毛への移植経験があるクリニックを選ぶことはとても大切です。

また、これはどうしようもない面がありますが、髪の毛の方が成長するスピードが早いので、移植後はこまめにカットして整えるようにします。毛髪は移植後も毛髪として生きているので、眉に移植したからといって眉になってくれるわけではないからです。

眉への植毛はクリニックによっては行っていない場合もあるので、眉毛移植を検討する場合はクリニックへの問い合わせが必要です。

また、眉への移植は技術難度が高いため、移植数が少なくても少額で済むとは限りません。
費用面の相談も含めてドクターのカウンセリングを受けてみましょう。

■株数でどのくらい変わるの?(関連記事)

関連するその他の記事はこちらです。

自毛植毛500株、薄毛をどのくらいカバーできる?

自毛植毛1,000株!カバーできる範囲はどこまで!?

自毛植毛後に腫れ?!起こりうるトラブルについて

薄くなりやすいつむじへの植毛について

エレベーターで上を見ている時や下りのエスカレーターに乗っている時は、特につむじの薄毛が気になるものです。

この部分は元々地肌が見えやすい部位ですが、さらにAGAなどによって薄毛が進行すると、他の部分よりもより目立つようになってきます。
今回はつむじ付近が薄毛になってきた際の植毛手術について考えてみます。

つむじの薄毛は発見が遅れがち!

つむじの薄毛は、元々地肌が見えやすい部位である上に、場所的に合わせ鏡をしないと頭頂部は確認できないため、つむじ付近の薄毛の進行に気づくのが他の部位よりも遅れることが多い個所です。

自分では気づかなくて、人に言われてやっと気づくこともしばしばで、指摘されるほどの薄毛の場合、かなり進行が進んだ状態になっていることもあります。

また前頭葉であればヘアスタイルで多少目立たないようにカモフラージュすることもできますが、つむじの場合は頭のてっぺん付近にあるため、なかなか毛量やヘアスタイルで隠すことができません。

髪をセットするときにドライヤーで毛を逆立ててボリュームを出し、ハードスプレーなどで固めるものの、風が吹いても髪型がかっちりとしており、もっと自然なヘアスタイルに憧れるといった声も聞きます。

生来ネコ毛で髪の毛が細い方の場合は尚更ボリュームが無いので薄毛に見えてしまうのがなかなか辛いところです。

つむじへの植毛は可能か

つむじへの植毛治療は、早期に気づいて早期行うほどに、有効度が高まります。

というのも、上述したようにつむじを含む頭頂部は髪の毛のボリュームを演出しにくい箇所になるので、進行してしまった場合は多量の移植が必要になることもあります。

進行してしまう前の段階であれば少ない移植数でも対処が可能ですから、医療機関への早めの相談がよいでしょう。

なお、もし薄毛が進行してしまった場合でも、最近はメガセッションという一度に大量の移植を可能にする技術を導入している植毛クリニックもあります。

高度技術による移植は技術を持ったドクターと連携するスタッフ、そして機材が必要になるのでどこのクリニックでも受けられるわけではありませんが、一度の移植で終了するということで負担を大きく減らしてくれます。

つむじへの植毛費用はどれくらいか

植毛にかかる費用は、クリニックが採用する術式や機器、スタッフ数などによってことなるため希望のクリニックで確認することをお薦めしますが、例えばつむじの地肌が多少気になってカバーする程度であれば、それほどの移植数は必要ないので30万円程度で済むこともあります。

これにAGAの影響が絡んで頭頂部の薄毛として広がりつつある場合は、40万円ほどの費用になることが見込まれます。

さらにそれよりも進行した中等度になると70万円、より進んだステージになれば100万円以上になることもあります。

なお、植毛手術は保険が効かない自由診療のため、クリニック側でも様々なメリットを用意しています。キャンペーンなどで一時的に費用を安くしていたり、通院費などの名目でキャッシュバックが用意されていたりと、お財布に嬉しい特典を用意していることもあります。

ただし植毛は医療行為ですので、キャンペーンや価格だけで選ばず、医師の経験や熟練度などもしっかりと確認することをお薦めします。

■株数でどのくらい変わるの?(関連記事)

関連するその他の記事はこちらです。

自毛植毛500株、薄毛をどのくらいカバーできる?

自毛植毛1,000株!カバーできる範囲はどこまで!?

自毛植毛後に腫れ?!起こりうるトラブルについて

植毛手術のミニグラフトやマイクログラフト法とは

薄毛治療には薬剤を用いた投薬治療と、外科手術による植毛治療が中心ですが、どちらの分野も様々な研究や実験によって治療法が進化してきました。

その中でも植毛治療の歴史はかなり古く、その発祥は1960年代までさかのぼります。

薄毛の原因は、科学や医療が発達した現代でも完全には解決できていませんが、歴史ある植毛治療の技術は数十年の間に格段に進化し、原罪では薄毛治療に有効であるときちんと認められる治療になっています。

技術分野においては様々な術式やアプローチ法が開発されていますが、その中で「マイクログラフト法」、「ミニグラフト法」というものがあります。

今回はこれら二つに焦点を当てて、どのようなものなのか見ていきたいと思います。

マイクログラフト法・ミニグラフト法とは

植毛治療が開発された黎明期である1960年代頃は、アメリカの医師が開発したパンチグラフト法という術式が用いられていました。

これは直径3mm~4mmの円形上のメスを使って後頭部からドナーの採取を行って移植部位に移植するものでした。

一度に15本程度の本数を移植することができるため効率の面ではいいように見えたのですが、移植したドナーの定着率が悪い点が課題でした。

一度に多くの移植を実行すると定着率が悪くなるということに気付いた研究者は、パンチグラフトで採取されるドナーをもっと小分けにし、4本~6本前後の本数で植え付ける方法を考えました。

これが「ミニグラフト法」といわれるものです。

その後、さらに小分けにして1本~3本程度の本数で移植する植毛手術が、マイクログラフト法と呼ばれるものになりました。

マイクログラフト法・ミニグラフト法とは植毛治療の創生期に生まれたパンチグラフト法という原型に改良を加えた術式ということができます。

マイクログラフト・ミニグラフトのメリット・デメリット

パンチグラフト法から第一次的に派生したミニグラフト法は従来に比べてグラフトが小型化したとはいえ、マイクログラフトよりは大きいためボリュームを出しやすいという点でアドバンテージがあります。

地肌が気になる範囲が広い箇所に実施することで比較的容易にボリューム感を出すことができます。

反面、緻密なデザインには不向きで、デザイン性よりもボリューム優先の箇所に積極的に実施すると有効です。

マイクログラフト法はミニグラフト法よりも緻密なデザインが可能で、熟練した医師がより自然な仕上がりを演出するために微調整のようなイメージで実施されることもあります。

反面技術力が必要で、時間もかかるのがデメリットといえます。

ミニグラフト法とマイクログラフト法はどちらか一択ではなくて、双方の優位性が発揮できるように組み合わせて行うことが望まれます。

どんな薄毛に用いられるのか

自毛植毛手術の技術が発達した現代では、ミニグラフト法もマイクログラフト法もあまり積極的には採用されません。

同じ株分けを行うという手術としてはFUT式というものがあり、この手法は生着率を高めるように毛包単位で移植するため、移植成功率の面では優位になります。

また毛根をくり抜くという手法としてはFUE式がありますが、こちらはより毛根に負担をかけないようにしてくり抜くことができるのでやはり移植後の生着率が高くなっています。

現在の植毛手術ではFUT式もしくはFUE式によって治療が行われることが多くなっています。特にFUE式はメスでドナーを皮膚ごと切り取るFUT式より負担が少なく済むため最近の主流となりつつあります。

とはいえ、FUT式は大量の移植を得意とすることもあるため、実際の薄毛の状態や部位にあわせて最適な治療法を選択することが大切です。少しでも気になることがあれば専門医に相談することをお薦めします。

銚子電鉄の聖地「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」とは

日本には多数の鉄道が網の目のように敷かれており、車がなくても全国に旅をすることができる国です。

中には移動手段としてだけではなく、趣味の対象として電車や鉄道を見に行く鉄道ファンも急増していますが、その中には列車に乗って楽しむことを本望とする「乗り鉄」、目標を写真や動画に納めて楽しむ「撮り鉄」など色々なものがあるそうです。

そんな根っからの鉄道ファンではなくても、もし薄毛を気にしているのであれば一度訪れてみてほしい駅が、実はあります。

その名は「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」。

日本全国にある駅には面白い駅名があるのをテレビなどで見たり聞いたりしたこともあるでしょう。しかし中でも「髪毛黒生」とは、まさに何かこう、一種の願掛けのようなものを感じたりはしないでしょうか。

今回はこの謎の駅の正体について見ていきます。

面白駅名の正体はネーミングライツだった!

ネーミングライツとは「命名権」という意味ですが、近年自治体などで盛んに取り入れられている方法です。

自治体にとっては人口減少なども手伝って資金源の確保が重要な課題になっていることが多く、所有する施設などについて別名や愛称を募集して、これを許可する代わりに権利料を頂くというシステムです。野球場や公会堂、公園、トイレなどで取り入れられています。

応募する側は企業がほとんどで、自社の名前を露出したり注目を得ることで売り上げアップを狙ったりと思惑は様々です。

今回の話題である「髪毛黒生駅」は千葉県にある銚子電鉄が管理する駅の愛称であり、本当の駅名は「笠上黒生駅(かさがみくろはええき)」というそうです。

もともとの名称である「黒生」という単語に発毛イメージを重ねて、より力強い「髪毛黒生」にしたのでしょう。

「髪毛黒生駅」はあくまで愛称であり、本来の駅名を捨てるわけではないのですが、では駅名の看板はどのようになっているのでしょうか。

銚子電鉄のHPによると
“既存の駅名駅舎看板はそのまま残すものとし、新設の駅名駅舎看板に愛称を入れ、甲
が定める該当駅施設内に新たに設置するものとする。”

としています。
つまり看板が本来の駅名のものと愛称のものと二つあるというようです。

駅名のご利益にあやかろうと多くのお客さんが訪れている他、新春の初詣期間には「はつもう(発毛)で」ということでキャンペーンも行われました。

なかなか上手いことを考えるものです・・・。

ところでこのネーミングですが、どんな企業が応募して採用されたのでしょうか。

東京のヘアケア関連の会社がネーミング

「髪毛黒生駅」のネーミングは、株式会社メソケアプラスというヘアケア関連の会社が命名権を手に入れて付けた名前のようです。

銚子電鉄は自治体ではありませんが、全国で起きている鉄道会社の資金難や存続が難しくなるという事態は多くあるようで、各鉄道会社は創意工夫により独自の資金確保や運営継続を目指しています。

銚子電鉄もそのような取り組みを行っていて、これを知った東京の企業が鉄道の存続などの理念に共鳴して命名権の応募をしたようです。

当該社の製品としてはシャンプーやトリートメント、頭皮ケアローションなどがあるようですので興味がある方はチェックしてみてください。

なお、この会社が銚子電鉄にあてた応援のメッセージはこちらから確認できます。
http://www.choshi-dentetsu.jp/upload/files/nr14.pdf

単に自社の商品の売り上げアップや社名の露出などを考えるのであれば社名や商品名を駅名にしてもよいのですが、そうせずに洒落の効いた駅名にするという点で好印象ですね。

自治体が保有する、例えば市営球場などは企業名が前面に出ることが多いですが、このように話題を呼ぶ、面白いネーミングライツであれば愛着もわきそうです。

プラズマクラスターが薄毛に効果的とは本当か!?

「プラズマクラスター」といえば、恐らく多くの方はなんとなく、エアコンや空気清浄機を思い浮かべるでしょう。

しかし、具体的にプラズマクラスターとは何かと問われると的確に答えられる人は多くないと思います。

エアコンには温度調節だけではなく、空気清浄や脱臭、カビやハウスダスト抑制などの性能がありますが、最近このプラズマクラスターに育毛効果を認める実験結果が出たようで、その真意について探ってみます。

実験の経緯

プラズマクラスターによる育毛効果を実験したのは老舗の大手電機メーカー「シャープ」です。

育毛の研究機関ではなくわざわざ電気大手が実験を行ったのは、実は同社製品のドライヤーに搭載されたプラズマクラスターの育毛効果を宣伝したかったからのようです。

通常のドライヤー機能に育毛効果がプラスされたのであれば、注目度も高く売上増にも確かにつながるでしょう。

ではエアコンにも搭載されるプラズマクラスターとは一体何なのでしょうか。

プラズマクラスターの正体はイオンだった

プラズマクラスターの正体は人工的に作り出したプラスイオンとマイナスイオンであり、エアコンでは脱臭や防カビなどの効果があります。

ドライヤーに搭載することで得られる効能としては、長い髪の毛に起こりがちな静電気を抑制したり、髪のからまりを防ぐ効果、枝毛切れ毛を防ぐ効果などが期待されるようです。

イオンと言えば潤いの保持などの効果もイメージできますから、確かに有用な作用と言えます。

そして今回シャープは、これらの効果にあわせてさらに育毛効果までもあるのではないかということで行ったのが今回の実験です。

シャープの結果をもとに、育毛的にはどんな効果が期待できるのか次の項で見てみます。

頭皮環境改善による育毛支援効果が期待できる

結論から言うと、育毛剤のように毛根に直接的に働きかける効果はないものの、イオンの作用によって頭皮環境を改善し、これによって健全な髪の毛の育成ができる=育毛効果を認める、というもののようです。

具体的には被験者の頭皮の一部にプラズマクラスターを一定時間照射し、照射を行っていない部位と比べて優位な差があるかどうかという実験で、頭皮のバリア機能の維持、水分の保持力向上、皮脂の過剰分泌抑制、かゆみを起こすマラセチア菌の抑制という点で有効な作用を認めたというものでした。

また被験者の主観調査として、「髪のボリュームがアップした」「かゆみが減った」などの報告があったということです。

同社によればこの効果はあくまで育毛効果であって発毛ではないとの意見を付しています。

この結果をどう見るか

今回の実験結果を臨床的にどう見るか…?

頭皮環境の改善というのはいわばスキンケアと同じようなものですから毎日使うドライヤーで頭皮の健康維持ができるのであれば嬉しいことかもしれません。

ただ実際の薄毛は頭皮環境の悪化によるものだけではありません。

確かに脂漏性脱毛など皮脂過剰による抜け毛の増加や薄毛もありますが、ほとんどは体内のホルモンが原因となるものですので頭皮環境とは直接関係しません。

プラズマクラスターの効果は育毛効果というよりも、頭皮の健康維持に少しは貢献するという程度に考えたほうが良いかと思います。

進行した薄毛を根本から解決するには、投薬や外科的手術など医療行為が中心になります。あくまで私見とはなりますが、こういった商品はあくまで状態を浴する可能性があるものという気持ちで使用するのがよいのではないでしょうか。

自毛植毛後に最適な髪型とは

自毛植毛手術によって移植した毛は、男性ホルモンの影響を受けずに自然な毛髪として半永久的に生え変わります。薄毛が気になっていた時代は、できるだけ地肌が見えないような髪型にしたり、分け目を工夫して薄毛の部分が見えないようにしたりとヘアスタイルにもかなり気を使うことが多かったですが、植毛後はもう気にすることはありません。
では、自毛植毛に成功した後は、カラーリングやパーマなども自由に行って問題ないでしょうか。今回は自毛植毛手術後の髪型について考えていきます。

手術後のイメチェンはしばらく我慢が必要!

勘違いされるケースが多いのですが、後頭部から移植してきた毛は、手術後に一度全部が抜け去ります。これは、移植した毛が毛周期でいう「休止期」の状態に該当するためで、その後一度すべての移植毛が抜け落ちて1ヵ月ほどしてから、「新芽」ともいえる毛が生えてきます。毛は一般的に、3ヵ月で薬1.5cmほど成長します。それまではしばしの間ヘアスタイルをいじらずに我慢するのが得策でしょう。

生え揃った後は好きな髪型をどうそ

一旦抜け落ちた後、成長期に入って新しい髪の毛が伸びてきたら、その後は基本的にどんな髪型でも問題はありません。ただ、移植後数ヶ月ほどは手術中にできた傷跡などがまだある可能性もあるため、坊主やスキンヘッドでは傷跡が目立つ可能性があります。
ワックスやムースも問題ないですが、頭皮にできるだけつかないようにして、必要以上に負担がかからないようにケアすることが大切です。

さらに、ヘアケア品以上にカラーリングやパーマはどうしても頭皮へ負担をかけてしまいます。どんな髪型でも問題ないとはいえ、できるだけ薄毛にならないように毛髪を大切にしていくのであれば、頭皮に負担がかかる髪型は避けるほうが長期的にはよいかもしれません。

できるだけ自然な髪型にしたいなら経験豊富な医師選びを

自毛植毛手術は外科手術です。そのため手術後は頭皮に傷跡が残ることは甘受しなければなりません。ただ、他の外科手術においても同様のことが言えますが、熟練医師が手掛けた手術のほうが傷の治りが早い上に、傷跡自体の消失も早いというのはご理解いただけるでしょう。

植毛手術も同様です。さらに、できるだけ自然な髪の流れ、自然なボリュームに仕上げたいのであれば、植毛手術の経験が豊富にあり、術後の状態をシミュレーションできる医師にお願いすることがポイントです。

自毛植毛クリニックのHPには過去の症例数やモニター症例などを掲載しているところが多いので、手術前にこれらを確認することは大切です。また実際に使っている器具や術式も確認しておくことをお薦めします。そして最後は医師やクリニックとの相性です。どれだけ技術力があっても威圧的な態度や一方的な姿勢では手術をお願いしたくないという方もいるかもしれません。こればかりは実際にあってみないと分かりませんので、実際にカウンセリングに行き自分の目で相性を見るようにしてください。ほとんどのクリニックが初回カウンセリングを無料で行っていますので、ここだと思うクリニックを見つけたら実際に医師と会って判断するとよいでしょう。

自毛植毛後の毛もスクスク順調に伸びるのか

自毛植毛を考えた場合、手術について気になることも多々ありますが、術後の経過についてもやはり色々と気になるものです。様々な不安の中でも、多くの人が最も気になるというのが「移植後の毛は、ちゃんと生えてくるの??」という、まさに自毛植毛手術の「成功の可否」を問うような点ではないでしょうか。
手術に耐えて見事植毛が終わっても、移植した毛がしっかりと生えてこなければ意味がありません。そこで、自毛植毛後の毛はどのように伸びていくのかについておさらいします。

手術後の移植毛は、一度全てが抜け落ちる

…というと、多くの人が驚き、そして不安になるようです。
まず植毛手術における基本として理解しておくべき点は、移植手術をした後の毛髪は全て一度抜けるということです。ここについて改めて解説します。

自毛植毛手術で移植に成功した毛は、その後は男性ホルモンの影響を受けずに正常なヘアサイクルで何度も生え変わります。これは、ドナー元の後頭部の毛根がジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けない性質があるためで、移植後もその性質を引き継ぐためです。

では、移植した毛はその後スクスクト成長していくのではないかと思いがちですが、移植直後の毛根は毛周期でいうところの「休止期」に該当するため、成長せずに一度全て抜け落ちてしまいます。
休止期の後には成長期が回ってきてきますが、この時に移植した毛根がきちんと新しい毛を生やしてくれます。移植した毛根は毛周期に沿って成長するため、移植後は1ヵ月程度の間にすべての毛が一度抜けて、そこから2、3か月程度経つと成長期になり、新しい髪の毛が生えてきます。
この間は多くの人が不安でもどかしさを感じるものですが、焦らずにじっと待つことが大切です。

その後は後頭部の毛髪と同じペースで生える

移植毛はその後ヘアサイクルに従ってスクスクと成長を続けますが、もともと後頭部から移植した毛根のため、これらの毛は「後頭部」と同じペースで成長します。

ごく少数のイレギュラーな毛髪は、他の正常な毛髪と比べて多少成長が遅かったり、ウェーブがかって他の毛よりも短く見えることもありますが、本数はそれほど多くありません。
新しい毛が生えて1年ほど経つと、資格的にも満足できる毛量へ回復したことを実感できるはずです。長髪の場合などはもう少し長く待たないと他の部分と長さが揃わないこともありますが、短髪の方であれば1年ほどで他と同じ長さに生えそろうことになります。

より自然なスタイルを望むなら経験豊富な医師に

移植後の毛は一度抜けてもそこから再び新しい毛と生えてきます。ですので毛が抜けることには不安を抱かないで頂きたいですが、より多くの移植毛を新しい部位に定着させるためには、移植の際にできるだけ傷をつけず新鮮なうちにスピーディに移植をすることがポイントになります。
移植するドナーは医師が経験と知識を持ってベストなものを選びますが、移植後の毛の向き、密度といった部分も意志の経験則に左右されることになります。経験の浅い医師の場合、ドナーの植え込みが上手くいかず、定着率を下げる可能性がある他、毛が生え揃った際に、髪の毛の向きが不自然になったり、毛の密度が一定ではないといったこともあります。そのため移植後の状態をしっかりとイメージができる経験豊富な医師に手術を依頼するほうがより自然なスタイルになれる確率が高いです。

また、ドナーの採取時にも医師の技量は関係します。FUT、FUE法といった術式や使用する機器、さらには医師をサポートする医療チームの技術力も関係してきますが、鮮度がよい状態でスピーディに移植を行う医師の技術力がとても大切です。

より高い確率で植毛を成功させたい、もしくは自然でできるだけボリュームがあるヘアスタイルにしたいと考える際には、複数のクリニックを巡り、クリニックや医師の症例数や実績を確認することがポイントです。

■株数でどのくらい変わるの?(関連記事)

関連するその他の記事はこちらです。

自毛植毛500株、薄毛をどのくらいカバーできる?

自毛植毛1,000株!カバーできる範囲はどこまで!?

自毛植毛後に腫れ?!起こりうるトラブルについて

薄毛の進行状況を表す「クラス」について

薄毛の進行度を表す単位として「クラス」というものがあります。治療上の医学的指標としても利用されています。男性の場合は薄毛の大部分を占める原因が男性型脱毛症(AGA)ですが、この病態はどの人もほぼ同じような進行過程を経ていくことが分かっています。
今回は薄毛の進行状況を表すクラスについてまとめました。

薄毛の進行度によってクラスⅠからⅦに分類

クラスは数が多くなるほど薄毛の進行も進んでいることを表します。最も軽度であるクラスⅠから具体的な症状を見ていきます。

・クラスⅠ
薄毛の認識はほとんどありませんが、毛髪が以前と比べて髪の毛が細くなってきたと感じます。(軟毛化)
※クラスⅠは周囲からはほとんど分からないですが、本人がボリュームが減ってきたと感じることがあります。

・クラスⅡ
クラスⅠの軟毛化がさらに進み、ヘアラインの後退も始まります。
※クラスⅡでは、額や生え際でおよそ2㎝程度のヘアラインの後退を認めます。

・クラスⅢ
額における薄毛の場合、2㎝以上のヘアラインの後退を認めます。さらに同時に頭頂部でも頭髪密度の低下を感じ始めることがあります。
※頭頂部メインで薄毛が進行するO字タイプの薄毛では、この部位にだけ薄毛の症状を認めることもあり、この状態を「クラスⅢvertex」といいます。

・クラスⅣ
ここからの薄毛が中等度となります。このクラスでは前頭部と頭頂部で毛がない部分が認識できるようになります。
※前頭部の薄毛部分と頭頂部の薄毛部分は独立しており、二つの頭髪のない部位の間と左右の側頭部には頭髪が残っています。(ブリッジとばれることもあります)

・クラスⅤ
前頭部と頭頂部の薄毛が広がり、かなり目立つようになってきます。それぞれの薄毛部分は独立していますが、これらの間のブリッジ(橋)部の頭髪もかなり密度が低下してきます。
※前頭部の薄毛進行の場合、生え際を隔てる額中央部の頭髪もかなり薄くなります。

・クラスⅥ
ブリッジ部分の頭髪が消失し、前頭部と頭頂部の薄毛部分がつながります。
※こうなると視覚的に一気に毛がないエリアが広がるため、心理的な負担もかなり大きいものになります。

・クラスⅦ
男性型脱毛症においては最終形態といえるのがこのクラスです。
前頭部から頭頂部までが全て禿げあがってしまった状態となります。
※側頭部と後頭部は、AGAの主原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けにくい部位のため毛髪が残りますが、それ以外は全てが怪我なくなっているという状態です。

クラスにあった植毛手術が大切

医師に専門的な判断を仰ぐ前に、自身である程度薄毛の進行状況を確認することができるのがクラスです。

・クラスⅠ
クリニックによって違いもあるため一概には言えませんが、クラスⅠの場合、植毛手術は不要と医師に判断されることもあります。この場合、フィナステリドやミノキシジルなどの投薬治療による経過観察となります。

・クラスⅡ
またクラスⅡでも投薬による薄毛治療で改善が期待できるため、投薬治療を行いながら経過観察を行うことが多いです。特に本人の中で強く気になる部位がある際には、少量の自毛植毛手術を行うこともあります。

・クラスⅢ
クラスⅢ付近もまだメインは投薬治療にありますが、患者さんと医師とで相談のうえで植毛も実施されることがあります。

・クラスⅣ~
これ以降が植毛術の本領を発揮する薄毛の状態になります。ドナーとなる後頭部の毛根数には限りがあるため、できるだけ薄毛の範囲が狭いうちに手術をするほうが費用対効果がよいです。もちろん、ある程度クラスが進行した場合も植毛手術ができないわけではありません。以前であれば大量植毛の場合、複数回に分けて手術を行うケースが多かったですが、最近はメガセッションという大量植毛を一度で行うことができるクリニックが出てきています。

クラスにあった薄毛治療を行うことがとても大切ですが、もし進行が進んでおり大量の移植が必要になる場合は、身体への負担を最小限にするためにも、できるだけ手術は少ない回数で終わらせたいものです。いくつかのクリニックにカウンセリングに行き、それぞれの手術の特徴や医師の技術力について事前に確認すると良いでしょう。

植毛3,000株でカバーできる範囲とは

3000株の自毛植毛手術は、かなり本数が多い部類になります。個人差はありますが一株からは2本程度の毛髪が採取できるので、実際の本数としては3,000株=約6,000本といえます。この程度の自毛植毛手術を行った場合、実際にどの程度の薄毛をカバーすることができるのか考えてみました。

額か頭頂部か?移植部位によってカバー範囲は異なる

額へ移植する場合、額は真正面から見た際にも目が行きやすい場所のため、植毛をするとなるとかなりの高密度で仕上げないとビジュアル的に違和感が出ることもあります。
3000株であれば中等度から重度の薄毛までカバーでき、イメージとしては額が頭頂部付近まで後退した状態でもかなり自然な形で植毛を行うことができます。額部分の薄毛の手術であれば、3,000株ならかなり満足度の高いものになります。

頭頂部についても、3,000株であれば重度の薄毛でもかなり広範囲に対応することができます。2000株移植の記事でもお伝えしている通り、頭頂部は額ほど薄毛の状態が目立たない部分なので、額ほど高密度で移植しなくても満足度が高いケースが多いです。ですので、頭頂部と前頭部(額)の薄毛が進んでいる複合タイプでも、相応にボリューム感を出す頃ができるでしょう。

もちろん実際に必要な本数は一人ひとりの薄毛の状態や範囲によって異なります。そのため自分にとって必要な本数を確実に把握したい場合は、やはりクリニックに行き実際に医師に診察してもらうほかありません。自毛植毛クリニックではほとんどの場合、初回無料のカウンセリングを行っています。医師やクリニックとの相性があうかどうかも大切な要素ですので、そういう意味でも一度カウンセリングに行ってみるのがよいでしょう。

3,000株の自毛植毛手術の費用について

3,000株(約6,000本)の植毛は全体的な薄毛を改善することができる本数のため、ある程度の金額になることは否めません。実際に手術を行う術式や使用機材によって費用は異なりますが、概算としてはFUT法で150~180万円、FUE法で180~200万円程度が目安となります。植毛手術とあわせて残っている毛髪の薄毛対策も行う場合には、別途AGA治療費用も掛かります。

3,000株の大量移植は医師の技術力もポイントに

3,000株の植毛手術は本数も多いため、手術時間にすると5時間以上にわたる長丁場になることがほとんどです。また本数が多いと定着率が下がってしまうことが多く、そういった背景を考えるとますます技術力があり経験数も多い医師に手術をしてもらう必要があります。2016年5月、ハイスピード手術に定評がある親和クリニックが3,000株の移植を4時間台で終えることに成功したそうです。別に同クリニックに限った事ではないですが、できるだけ多くの移植毛を定着させるためには新鮮なうちに株分け・移植をする必要があることを考えると、より短時間にスピード移植をすることができる医療チームに植毛手術を託すほうが、実際に成功率は高くなるでしょう。
ネット上の情報やチラシ、パンフレットだけでは全てを把握することは難しいものです。実際に気になる植毛クリニックがあればカウンセリングに行き、スピード感や成功例を確認することをお薦めします。

■株数でどのくらい変わるの?(関連記事)

関連するその他の記事はこちらです。

自毛植毛1,000株!カバーできる範囲はどこまで!?

自毛植毛500株、薄毛をどのくらいカバーできる?

自毛植毛後に腫れ?!起こりうるトラブルについて

自毛植毛2000株でどのレベルの薄毛をカバーできるか

植毛を考えた際に気になるのは「自分の薄毛の場合、何本程度の植毛が必要なのか?」ということではないでしょうか。
範囲や密度といった薄毛の状態は人によって異なるため、実際に病院に行って医師の診察を受けてみない限り、移植本数は明確には分かりません。そして「植毛本数が分からない」ということは「自毛植毛手術にかかる料金も分からない」ため、手術前に漠然と不安になってしまう人も多いです。
自毛植毛手術は一人ひとりの状態によって異なるものではありますが、手術前にある程度イメージできたほうがよいと思いますので、ここでは2000株(約4,000本)を植毛した場合の植毛範囲について記載します。

2,000株を移植するとどの程度カバーできるか

前述の通り薄毛の状態は人によって異なるため、「2000株の移植」と一口に言っても実際には髪の毛の状態や移植部位によって一人ひとり異なります、
薄毛の範囲が小さかったり自毛がまだ密度濃く生えている場合は、必要なドナー数は当然少なくて大丈夫ですが、薄毛の範囲が広かったり自毛の密度が薄くなっている場合は、沢山のドナー数が必要になります。

一般的に、額の薄毛をカバーするために必要なドナー数は、頭頂部よりも多くなる傾向があります。これには理由があり、頭頂部は通常人が正面から見ると患部がダイレクトに見えない上に、移植した毛髪が成長する過程で横に広がるため視覚的な地肌の露出が少なくみえるためです。それに対して額の薄毛は、直接真正面から人の目に見られる上に、地肌の露出がカバーされにくい構造のため、密度を濃く植毛する必要があります。

実際に額へ2,000株を移植する場合、満足できるレベルで植毛するのであれば、額のヘアラインが2cmほど後退した「初期段階」から、もう少し薄毛が進んだ「中等度」までの薄毛をカバーできると考えられます。頭頂部の場合は、中等度~それよりも若干進行したレベルでも2000株で対応することができます。なお中等度とは、額と頭頂部をつなぐブリッジと呼ばれる部位の既存毛はまだしっかりと残っているような段階です。

とはいえ何度も伝えている通り、満足できるレベル(期待値)は人によって異なります。そのため「年相応で良い」などという場合はもう少し進んだ薄毛でも満足できるかもしれません。

部位によってシミュレーションをすることは可能ですが、実際に必要な株数を割り出すことは一人ではほぼできません。具体的な株数や金額を確認したい際には、一度専門医の無料カウンセリングを受けてどのくらいの量で満足できそうか相談してみることをお勧めします。

2,000株を移植する際の費用について

2,000株の自毛植毛手術の費用は、FUE・FUT法などの術式や使用する機材によって異なるため一概に表示することはできませんが、ドナーの採取にメスを使う従来のFUT方式の場合は一般的に80万円~100万円、ドナーをパンチで個別に採取するFUE方式の場合は120万円~150万円くらいが目安です。
なお実際に薄毛対策をする際には、既存毛の退縮を防ぐために自毛植毛術とあわせて投薬治療と併用することもあります。この場合は植毛手術費用の他にフィナステリドなどの治療薬の料金も必要になります。

より失敗なく2,000株移植をするなら経験豊富な医師を選ぶことが大事

2,000株移植についておよその目安を考えてきましたが、実際の植毛手術を行う際には執刀する医師の力量が大切なポイントになります。
なぜなら、移植手術の際には株の植え付けなど緻密な技術が必要なため、おろそかな植え付けでは毛根がしっかり定着率せずに移植したドナーが頭皮に生着せず無駄になるからです。
また医師の技術力だけでなく経験値も重要です。一回に移植する株数が増えると定着率が落ちてしまうことも多く、大量の移植をする場合は場合によっては数回に分けて手術をすることもあります。こういった判断はやはり医師の経験値に左右されます、

また最近ではメガセッションによる大量移植を可能にしている植毛クリニックもあります。メガセッションは、熟練の医師・スタッフなどとの連携が必要なため、移植チームとしての経験が問われます。この場合も技術力と経験値がとても大事なポイントになるでしょう、

いずれにせよ、2,000株の植毛手術でできるだけしっかり定着させたいと考えるなら、経験豊富で実績が多いクリニックで手術を受けることがポイントです。

■株数でどのくらい変わるの?(関連記事)

関連するその他の記事はこちらです。

自毛植毛500株、薄毛をどのくらいカバーできる?

自毛植毛1,000株!カバーできる範囲はどこまで!?

自毛植毛後に腫れ?!起こりうるトラブルについて

植毛すれば、薄毛対策の内服薬は卒業?

自毛植毛手術は、自身の毛根を移植するため半永久的な効果が見込める薄毛治療です。
しかし自然の原理として、年齢を重ねることにより自身の毛根自体のパワーがなくなり薄毛が進行することもあります。植毛後に併用する内服薬についてまとめました。

自毛植毛後も薄毛の進行が気になる際には服用する

自毛植毛手術では後頭部の毛根を移植するため、薄毛を促進する男性ホルモンの影響を受けません。しっかりと定着すれば薄毛になる可能性はほぼないと言えます。しかし、植毛した周囲にある元からその部位にあった毛髪達は次第に薄くなっていくため、トータルで見ると加齢とともに次第に薄くなっていきます。
よって少しでも毛量を減らしたくない場合は、薄毛対策の薬も併用するとよいでしょう。特にプロペシアは薄毛の原因となる「5aリグクターゼ」に効果があるためお薦めです。プロペシアは服用することで9割以上が薄毛を改善できたと回答しているデータもあり、また3ヵ月ほどの服用で効果を実感できるため植毛治療と併用しているケースが多いです。なお飲み始めは倦怠感などを感じることもあるので注意が必要です。

その他、血行促進効果のあるミノキシジルやミノキシジル配合の薬も人気です。ドラッグストアで購入できるミノキシジル配合の製品ではリアップが有名です。現在はミノキシジル1%配合のものと、ミノキシジル5%配合のリアップX5の2種類を店頭で購入することができます。

なお女性の薄毛対策の内服薬はパントガールになります。パントガールはアミノ酸やたんぱく質、ビタミンB群などを配合しており毛根の細胞代謝を活発にすることで発毛効果を高めます。ホルモンへの影響はないので予防薬として服用する方もおります。

術後の服用については医師に相談を

いずれも大きな副作用はない内服薬ですが、自毛植毛手術を行ったクリニックに相談の上で体質や症状に合った治療薬を処方してもらうことをおすすめします。特に薄毛は遺伝的要素や生活習慣など様々な原因が複雑に絡み合って生じるもののため、有名な薬であれば必ず効果があるかというとそうとも言えないためです。
症状によっては血液検査や遺伝検査なども行う方がよい場合もありますし、服用しなくてよいと言う判断になる可能性もありますので、事前にクリニックに相談することをお薦めします。

■株数でどのくらい変わるの?(関連記事)

関連するその他の記事はこちらです。

自毛植毛500株、薄毛をどのくらいカバーできる?

自毛植毛1,000株!カバーできる範囲はどこまで!?

自毛植毛後に腫れ?!起こりうるトラブルについて

自毛植毛後の「まぶたの腫れ」は失敗の予兆か

自毛植毛手術を行った人の体験談によくあるのが、術後の「まぶたの腫れ」に関するコメントです。知らないで術後に突然まぶたが腫れてしまったら「手術の後遺症!?」と驚く方も多いかもしれません。まぶたが腫れる原因を把握するのと同時に、もし自分もなってしまった場合どう対処するとよいかを解説します。

自毛植毛の手術に起きる「まぶたの腫れ」の原因

植毛手術後にまぶたが腫れるのは、手術で使用した麻酔が次第に下がってくることが原因です。この症状は術後3日から1週間ほどの間にみられることが多いです。
手術時は痛みを軽減するために麻酔を使用しますが、手術後に重力の影響で次第に頭から下の方向に下がってくるため、まぶたが腫れます。そのため頭頂部の手術よりも前頭部やヘアラインの自毛植毛を行った際に多く見られます。
また手術する部位の他、50歳以上や高血圧の場合、腫れが出るケースが多いです。

まぶたの腫れをできるだけ軽減するために

手術の際に麻酔を使用しなければ腫れることはありませんが、それはもちろん無理な話です。ですが、術後のちょっとした工夫で腫れを減らすこともできるので、ここではそれらを簡単に紹介します。

・就寝の際には枕を少し高くして、血流が頭に上がらないようにする
・さらに仰向けで寝るように徹底する。(うつぶせは厳禁)
・血行がよいと麻酔が動きやすいので、術後数日は湯船にははいらずシャワーで済ます
・アイスノンなどでまぶたを冷やす

それでも腫れてしまって気になる場合は、クリニックに相談して専用の薬を処方してもらうのもよいでしょう。

■まぶたの腫れは、失敗ではなく普通の現象です

自毛植毛の手術後にまぶたが腫れると、何か頭皮からばい菌が入ったのではなど不安を感じることもあるかもしれませんが、前述したとおり、頭皮に麻酔を使用したことによる自然の現象です。もしまぶたが腫れても、症状は1週間ほどで収まります。
とはいえ、できるだけ腫れる可能性を少なくしたいという場合は、術後の生活を一工夫するのとあわせて、数日は有給を取って人と会う機会を少なくするといった対応をするのもよいでしょう。

植毛後のかさぶたの痒み(かゆみ)にどう対処するか

自毛植毛手術後の経過の中でも、多くの人が気にする症状に、「瞼や額の腫れ」「ショックロスによる脱毛」、そして「かさぶたの痒み」があります。手術をすれば傷跡にかさぶたができるのは自然のことですが、植毛手術後の場合、痒みが出てきた際に傷つけてしまうと、移植した毛根が抜けてしまわないかという不安があります。
今回は自毛植毛後のかさぶたと痒みについてまとめてみました。

自毛植毛手術後のかさぶたがなくなる時期

かさぶたの量は、自毛植毛の手術の際にメスを使うかどうかによって大きく異なります。
FUT法によるメスを使った自毛植毛手術の場合は、かさぶたの量はやはり多いです。後頭部の頭皮を採取した部分は、術後数日ほどは違和感や軽い痛みを感じたり、出血がみられることもあります。3日程度でかさぶたになり、その後2週間ほどかけてかさぶたがなくなっていきます。
極細パンチによってくり抜くFUE法でも、手術後3日程度はパンチでくり抜いた部分に赤茶色の点々が見えます。ただしそれほど目立つかさぶたではありません。この場合も、1週間から2週間の間に赤茶色の点々は消えていきます。

かさぶた取れ始めた時の痒みにはどう対処するか

植毛手術後に限らず、治りかけの傷にできたかさぶたは、ついつい痒さのあまりボリボリ掻いて再び流血してしまうことなどもよくあります。
植毛後の傷跡においても、痒みが生じるのは自然の摂理である基本的に問題はありません。
ただし気を付けていただきたいのが、移植した毛根が定着するまではできるだけ頭皮に負担をかけないようにすることです。痒いからといって頭皮をボリボリかきむしると、定着する前の毛根が頭皮から剥がれ落ち、せっかく移植手術を行ったのにその部分に毛が生えてこなくなる可能性も大きくあります。
どうしても痒くてたまらない場合は、我慢せずに早めにクリニックに相談してください。かゆみ止めの内服薬や外用薬を処方してもらい頭皮を傷つけないよう徹底することが大切です。

かさぶたの痒みをできるだけ軽減するために

手術をすればかさぶたができるのは当然ですし、痒みも付き物ですが、できるだけ痒みがでないようにするために普段から頭皮を清潔に保つようにすることも重要です。
特に夏場は気温が高い上に湿気も多く、頭皮に皮脂が溜まりやすい状態です。普段からこまめにシャンプーで毛穴の汚れを取り除くことで痒みを軽減することができます。頭皮を清潔にすることは毛髪が生えやすいように頭皮環境を正常化することにもつながるためお薦めです。

極細パンチによる植毛なら傷跡ができないは本当か

自毛植毛の技術は日進月歩で進化しています。数年前までは、後頭部の皮膚を切り縫いて移植株を採取する方法がほとんどでしたが、医療技術が進んだ今は、頭皮を切り取らずにパンチなどで毛根を一株ずつ採取し移植をするFUE法を行う植毛クリニックが増えてきています。
「傷跡が残らない」ためFUE法を選ぶ人も増えてきていますが、実際のところ、パンチでくり抜いた部分にミカンの皮にある穴のような傷跡が残ってしまうことはないのでしょうか。極細パンチによる自毛植毛手術について説明します。

「極細パンチ」によるFUE法の歴史

メスを使わないFUE法が登場した当初は、くり抜きで使用するパンチのサイズは直径5mm程度のものが中心でした。その後、技術改良が進み、現在は直径1mm以下のパンチが主流になっています。パンチの直径が大きいと、くり抜いた際の穴が術後にかさぶたとなってしまい目立ってしまうこともありましたが、技術が進みパンチの直径を小さくすることによってかさぶたはかなり目立ちにくいものになりました。また、パンチで移植毛を採取する際に周辺の大切な毛根を傷つける可能性も少なくなりました。
しかし、パンチの直径が小さくなればなるほど手術を行う医師の技量がより高度なものになります。術後に傷跡が目立ちにくくなることは大変ありがたい話ですが、技術力がある医師が治療を行わないと、恐ろしいことに「失敗」するリスクも高くなります。
そこで次項では、最新の医療機器を使いこなせる技術力を持ったクリニックを探すポイントについて説明します。

FUE法の植毛クリニックを選ぶポイント

1.症例数や実績を確認する

当然ではありますが、料金だけでクリニックを決めることはせずに、担当する医師の症例数や実績を事前に必ず確認するようにしてください。特にある程度規模が大きいクリニックの場合、院長ではない医師が執刀するケースも多いです。実際にカウンセリングに行き、「誰が自分の手術を行うのか」は最低限確認していただきたいポイントです。
またこの際に、クリニック全体の実績や症例数だけではなく、執刀医個人の実績も必ず確認するようにしてください。

2.毛根の採取方法を確認する

現在パンチによる毛根採取には2パターンがあり、医師自らが採取するケースと、専用の機械(ロボット)が採取するケースがあります。どちらがよいかは様々な判断基準があるため明言は避けますが、とはいえ術前にそれぞれの特徴を事前に把握する必要はあるでしょう。

3.症例写真を複数枚見せてもらう

実際にクリニックで行った手術結果(症例写真)は、事前のカウンセリング等の際に確認するようにしてください。その際に、可能であれば複数の症例を見せてもらい、チャンピオン症例(=学会発表レベルの、すごく結果がよかった手術結果)以外も確認するとよいでしょう。より客観的にクリニック・医師の技術力を知る指標となります。

「極細パンチ」を使った術後の傷跡は?

くり抜きで使用するパンチは、極細であればあるほどかさぶたになる可能性が減るため傷跡は目立ちにくくなります。ただし実際にパンチを使用する医師を始め、医療スタッフが使いこなせるだけ技術力がなければ全く意味がありません。最悪の場合、移植したものの定着せずに毛が生えてこないことにもなりかねません。
傷跡を気にすることはもちろんですが、一番大事なポイントは「移植した株ができるだけ100%に近い本数で定着すること」です。そのためにも、手術費用やクリニックの豪華さ、またカウンセラーの話術だけではなく、技術力がある医師が担当してくれるのかどう
かという点を一番の判断基準することをお薦めします。

一人でも多くの方が、自毛植毛手術によって快適な生活を送れますように。

加齢による薄毛はコラーゲンの現象が原因!?

医学が日々進歩し私たちはその恩恵を受けていますが、これは基礎医学研究によって研究者たちが地道な努力を積み重ねてくれているおかげです。

その研究で最近、薄毛の原因にコラーゲンの減少が関与しているという発表がなされたのですがご存知でしょうか。

東京医科歯科大の研究グループは髪の毛を生みだす毛包という器官の発生に着目し、毛包に成長する前段階の幹細胞が年齢を経るにしたがってうまく毛包に変化できなくなるという現象を研究していました。

なぜ幹細胞が毛包器官に成長できなくなるかというと、そこにコラーゲンが絡んでいたからなのです。

17型コラーゲン減少が薄毛を誘因

コラーゲンには多くの種類があるのですが、この研究では17型コラーゲンが減少すると毛包も少なくなり、それゆえ薄毛になるという結論が導き出されました。

確かに若い年代に比べて高年齢層はこのコラーゲンが減っていることも確認されています。

ではなぜ17型コラーゲンが減少するのかというと、髪の毛の成長時に必須の細胞分裂時に傷ついてしまうDNAの補修に必要な体内の酵素が分解してしまうからです。

若いうちは酵素の頼らずともDNAの修復ができますが、加齢の影響でその修復力が弱まると酵素の力を借りなければならなくなります。

しかしその酵素はコラーゲンを分解してしまうため、髪の毛の基になる毛包器官を育成力が低下し、結果薄毛につながるというわけです。

ではコラーゲンを体内に補充してやればよいかというとそう簡単ではないのです。

しかし、経口摂取したコラーゲンはそのまま利用されない

足りなければ補充するというごく単純な方法で解決できるのならば苦労しませんが、ヒトの体に取り入れられる栄養素は体内の代謝という過程を経て利用されるので構造が単純ではありません。

コラーゲンを経口摂取すると体内では一旦アミノ酸に分解され、体の中で必要な各臓器や皮膚、血管、骨などに再合成されます。

この意味では頭皮の皮膚細胞や頭皮の毛細血管などの構成材料になるわけですから、もしコラーゲン不足で頭皮の皮膚の状態が悪いのであれば一定の効果は期待できるかもしれません。

ただそのようなレベルにまでコラーゲンが不足することは通常なく、一般の方がサプリ等でコラーゲンを摂取しても目に見えた育毛効果や発毛効果を実感することは難しいでしょう。

コラーゲンは美肌効果などの方面でも人気が高いですが、サプリ等で摂取しても吸収の問題であまり効果が期待できないよ、と言われるのを聞いたことがある人も多いと思います。

育毛的にもそれは同じで、コラーゲンの経口摂取による育毛効果は今のところ期待するのは難しいということになっています。

加齢によって毛根がフケや垢として排出されてしまう

年齢が進みコラーゲンの減少によって毛包器官の退縮も進んでくると、毛根は次第に頭皮の表層に押し出されてきます。

最終的には毛根の細胞はフケや垢として体外に排出されることになります。

…どうにも悲しい現象ですが、こうして毛穴は閉じてしまうわけです。

一旦死んでしまった毛根は二度と復活しませんから、どんな薬剤を使っても発毛はできません。

弱っている状態であれば投薬治療によって維持する方法もありますが、死んだ毛根を復活させるには、自分の毛根を移植する自毛植毛しか道はありません。

移植する毛根は主に後頭部から調達してきますが、多くの高齢者でも後頭部付近には髪の毛が残っている場合が多いのは皆さんもご存知でしょう。

生き残る力が強い後頭部の毛根を薄毛箇所に移植することで、将来に渡って自分の髪の毛を生え変わらせることで、ほぼ永続的に豊かな毛量を維持することも可能です。